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あるぱ7216さん(男性)の旅エピソード [2017-11-03 07:58:37]
念願の小笠原諸島にて・・・。
小笠原ならやはり海に行かなきゃ??
と言う訳で、この日は”ドルフィンスイム&ホエールウオッチング&兄島海中公園&南島泳いで上陸”のツアーに参加しました。
しかしツアー自体に参加するのは良かったですが、この日は朝から低温で、雨が降りそう。。。
「この天気では、余り楽しめないのでは・・・。」
と思いつつも、悩んでいても仕方ないので、宿近くにある会社でツアーの参加予約をしました。
まずは船に乗って、ドルフィンスイムへ。
父島二見港周辺や、先日行った小港海岸付近でイルカを捜しますが、イルカはいない。。。
イルカがいないので、少し観光遊覧へ。
南島海中公園内付近や、ハートロック付近など遊覧した後、予定変更で、先に「小笠原の宝島“南島”」へ。
しかし今時期は、小笠原自主規制で南島に上陸出来ません。
でも、「扇池に通じる海蝕洞から泳いで扇池に行き、扇池のビーチであれば上陸可能。。」と言う事でしたが、この日は海が荒れており、うねりが高く、上陸は×との事。。。
しかたなく、扇池の海蝕洞のみ撮影して南島を後にしました。
その後もイルカを捜しましたが×。その内小雨も降ってきたり。。。
自然相手なので、誰にも文句を言う事は出来ないけど、船長の勧めでホエールウオッチングに切り替える事になりました。
船で沖合い20km余り進んだ、深さ1000m級の海域まで移動し、マッコウクジラを捜しますが、ここでも×。さらに少し移動して捜しても×。
「・・・・。」
海は徐々に荒れてきており、そのため何だか船酔い気分に。。。
結局午前中はイルカも南島もクジラも×で終わってしまい、そのまま父島と兄島の間にある“兄島瀬戸”の海中公園まで移動し、そこで昼食を摂ってから、シュノーケリングをする事にしました。
以前沖縄に行った時、初めてシュノーケリングをした事があったけど、まるで竜宮城のような美しいサンゴ礁と熱帯魚に感激し、それからという物、南の島に来たらシュノーケリングをするようになったけど、やはりこの兄島海中公園もすばらしい海でした。
最近、海水温上昇によるサンゴの白化現象で、サンゴが死滅してるニュースを良く聞きますが、ここ兄島瀬戸の海中公園は、常に流れがあり、新鮮な海水などが供給されているので、白化現象は無いそうです。
それはそうと、ついに船酔いでヘロヘロになってしまいました。
が、少しでも旅行を楽しもとする貪欲???な気持ちが自分を盛り立て、少し休んで、頑張って10分ほどシュノーケルをする予定で、海に入りました。
しかし、キレイなサンゴや魚たちを見ながら写真を撮影してるうちに、30分も泳いでいたそうです(笑)
兄島海中公園を後にし、リベンジでのホエールウオッチングに出発。
船で沖合い30km余り進んだ、深さ1000m級の海域まで移動し、マッコウクジラを探すと、ようやく遠くにマッコウクジラを発見。。。。
早速ウオッチングに行きましたが、しかしその時は、すでに船酔いでべロべロ。なんとか”酔眼”(って言うのか)???でクジラの泳ぐ姿を発見できました。
「ああ〜・・。クジラだ・・。」
と思った瞬間、ついに私は魚たちに
“餌付け”
をしてしまいました・・。(苦)
マッコウクジラを発見してからは、余勢をかうように、
「おい!!!!あそこに20頭はゴンドウクジラがいるぞ!!!!」
と言う声がしました。
そう、クジラの大群に出会ったのです(居たそうです)。
「わぁ〜〜〜〜〜。すご〜〜い(嬉)!!!!」
「スゲ〜〜〜はくりょくだ〜〜〜〜。」
「チョ〜〜〜近いぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「おお〜〜〜。潮吹いたぁ〜〜〜〜〜〜」
「こんな大群、滅多に見れないぞ!!!!」
と船長は言い、観光客が歓声を上げて見に行きます。
私もみんなと一緒に見るはずが、餌付けが楽しくて、見れなかった・・・。
「おい!!こんどはこっちにコビレゴンドウだぁ〜〜〜(嬉・嬉)
「わぁ〜〜〜〜〜っ・・。」
「チョ〜、カンド〜〜〜」
っと、超大歓声・・・。
コビレゴンドウは、餌付けをしていた近くに現れたので、なんとか酔眼で見つめながら、(もしかして夢の中で見てたかも)
その瞬間も、
“餌付け”
をしてしまいました。そして更に
“餌付け”をして、
“餌付け”をして(×5回くらい??)
「もう“餌付け”をする物は、何も無い・・・。」
と言うほど“餌付け”をして。。。
マッコウクジラやゴンドウクジラは、ザトウクジラのようにジャンプしたりしないので、ウオッチングには迫力に欠けるかもしれませんが、最後に浸水する時に、尾ビレを見る事が出来ます。
やはり迫力あるクジラの姿を見るなら、1〜2月頃のザトウクジラの頃か?
と思ったかどうか分かりませんが、その後もイルカやクジラが沢山見れたそうで、そんな最高の状態でウオッチングは続く中、私は“餌付け”をし過ぎてしまい、そのまま死んでしまった。。。。
ふと気が付くと辺りは真っ暗で、いつの間にかツアーの船は港に帰っていました。
そのまま宿まで送迎してもらい、少し休憩してから、宿で仲良くなった人たちと、海亀を食べに行きました。
一緒に行くみんなは「大丈夫か??」と、不安げな感じで、心配されてましたが。。。
普通ウミガメは保護されているので、食べる事は出来ないですが、ここ小笠原は、牛馬の代わりの、貴重な動物タンパク源摂取のために、海亀を食べていた習慣があり、その“食文化の保護”の意味合いも含め、年間135頭の食用の捕獲が認められてるそうです。
とまあ日本では、小笠原でしか食べる事が出来ないウミガメ。。。。。
この日はかなり“餌付け”をしてしまったのでヘロヘロでしたが、何とか頑張ってその店に行き、早速「亀刺し(1050円」と「亀雑炊(840円)」を注文しました。
亀刺しは一切れ250円。
カナリ割高ですが、食べてみると、どこか獣の肉の感じがしました。
ラム肉のような「クセがある。。」と言った感じか?
もともと家畜では無いので、そんなクセはあるのだろうけど、亀刺しは”一度食べたら二度と食べない人”と、”食べる人”に分かれるそうです。
亀雑炊は汁の中にあるので、それ程抵抗無く食べれますが、珍しい物を食べる事が出来ました。
他には“島寿司(1000円)”と言って、昔冷蔵庫など無い小笠原で、保存用に“漬け”にしたサワラなどで握った寿司があります。
去年行った大東島でも、同じような“大東寿司”と言うのがあり、美味しく食べた記憶があります。
とまあ、この日は“餌付け”でヘロヘロだったので、殆ど食べる事は出来なかったけど、それでも旅行を楽しもうとするパワーは、一体ドコから出てるのか(笑)
「そのパワーを仕事に生かせば、今は課長くらいにはなれたんじゃないの???」
と言った声も、どこからともなく聞こえましたが。。。。
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