雲海に浮かぶ越前大野城。
これが近年「天空の城」と呼ばれ話題となっています。
雲海に包まれた姿を見るのは至難の業。
まさに奇跡の絶景です。
<天空の城と呼ばれる姿はコレ>
もっと手軽に楽しめるフォトスポットがお城の中に出来たので、行ってみました。
大野城へはふもとにある神社を通り抜けて、20分ほど坂道を上がると到着します。
所々にショートカット出来る急な階段もあります。
どちらから行っても良い運動になります。
<ナゾの「野」の字。お城へはこの奥にある神社から。>
<神社を通り抜けると、あとはちょっとした登山。>
<越前大野城>
天守内部には歴代城主の遺品などが展示されていますが、フォトスポット以外は撮影禁止でした。
で、フォトスポットはどんなだったかと言いますと、階段にうさぎの絵が描かれていてとってもカラフルな階段でした。
<お城入口。>
そう言えば、展示品の兜にもうさぎの装飾がくっついていて、不思議に思ったのですが、藩主にとって跡継ぎを残すことは非常に重要なので、沢山の子供を産むうさぎを子孫繁栄の象徴としていたとか、長い耳は情報を集める事で成功につながると縁起をかついで兜に装飾をほどこしたそうです。
そのうさぎの階段を上がると、最上階になります。
<新しく出来たフォトスポット>
最上階からは大野盆地を見渡すことができます。
安全対策の金網がぐるりとめぐらされていますが、そこに馬に乗った侍のパネルがついています。
午後から夕方にかけて、西日が当たると白い壁に侍の影が浮かびあがります。
金網には「大野城」と言う文字板も逆さ文字になってついていて、太陽が当たると白い壁にちゃんと「大野城」と映るようになっています。
<最上階西側にある侍のパネル>
なので、城下町で時間調節して行くのがお勧めです。
私が行った時は、急に薄曇りになって、影が薄くなってしまいました。
天気と時間を考えて行ってもコレです。
「天空の城」の写真を撮るなんて絶対無理だー。
<お城から大野城下町を一望>
私は端から「天空の城」の撮影を諦めていますが、早朝から天空の城の撮影をされる方にお勧めなのは、地元の調味料や旬の食材にこだわった「めぐみごはん」という朝食が大野の旅館や民宿など6軒で提供されていますので、撮影後に利用されてみてはいかがでしょうか。
宿により多少変わりますが、およそでいうと、時間は朝7時~9時、料金は1,000円~1,500円です。