あなたはこのクチコミが参考になると思いますか?
176名が参考になると回答しています
九品寺を開いたのは奈良時代の僧「行基」だそうですね。
奈良東大寺の大仏造営にかかわった僧で、日本で最初に大僧正となっています。
九品寺はサンスクリット語で、布教でいう上品・中品・下品で人間の品格をあらわしているそうです。
上品、中品、下品にもそれぞれ上中下があるそうで全部で九つの品があるので九品と名づけられているとか。
その九品寺のご本尊は木造阿弥陀如来像で国の重要文化財に指定されているそうです。
ここには「千体石仏」というものがあると聞いて行きました。
南北朝の戦いに参戦した一族が、身代わりのため石仏を彫って菩提寺だった九品寺に奉納したものが今に伝わっているそうです。
お寺は県道30号を葛城市から御所に向かって走っていると右手に入口があります。細い道を山の方に進むと右手に駐車場がありますが、ロープが張られていて入れません。さらにお寺に向かって行きますと、門に突き当り、そこを右へ曲がった所に10台くらいとめられる駐車場がありました。
駐車の区画は細いロープを地面に埋め込むような形で仕切られていて、よく見ないとわかりにくいです。
境内に入るとすぐ右手に西国33か所の石仏を配置した「観音十徳園」が右側にあります。
さらに階段を少し登ったら本堂がありますが、本堂前を右に曲がり、裏山に進みます。
つづら折れの緩やかな坂道を登り切った所に千体石仏がありました。
このお寺さんは、とにかく石仏が多いと思いました。坂道の山側にも低い石像が並び、入口付近のお地蔵さんも周囲に小さな石仏がいっぱい。
観光寺院ではないということですが、なかなか風情のある立派なお寺さんでした。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。