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京都の桜の新名所とも言える「蹴上インクライン」。
地下鉄「蹴上駅」から徒歩5分、またはJR「京都駅」から5系統の市バス「岡崎法勝寺町」から徒歩5分というアクセスもよい場所にあります。
蹴上インクラインの桜並木の見頃は、例年4月上旬と言われていますが、今年は当初暖かい冬ということで開花が早まると予想されたのですが、結局3月中旬から下旬にかけてのくずついた天気と寒冷のため、結局最近では少し遅い4月上旬満開となりました。
ここでは、ソメイヨシノやヤマザクラが約90本ほど美しく咲き誇ります。
桜並木として、本数が多い訳ではありませんが、ここでの絶景スポットのポイントは、「使用されなくなった線路」とこれらを取り囲むように、桜が植えられているアンバランスな風景。
そして世界最長とも言われている全長582mの傾斜鉄道跡は、高低差が「36m」にもなり、壮大な美しい景色を作り出す要因の一つです。
線路沿いに下っていくと、琵琶湖疏水記念館があり、疏水の歴史を学ぶ事ができます。
「蹴上インクライン」とは
蹴上舟溜から南禅寺舟溜までの斜面に舟を往復させるために敷設された傾斜鉄道のこと。
明治23年1月に完成し、翌12月から運転開始。、昭和23年11月まで実際に使われていました。
この時代では、人馬に頼っていたため水力発電を利用した舟を運ぶ鉄道は、それからの京都の発展に大きく貢献した存在とも言えます。
この当時は、京都〜大津間の輸送で舟運が可能になる事で、多くの人々の生活を豊かにしたと言えます。
インクラインは廃線となりましたが、土木遺産としての価値が認められたことにより、昭和58年には「京都市の文化財」に指定され、今も尚その当時の姿を見ることが出来ているのです。
場所
京都府京都市左京区粟田口山下町~南禅寺草川町
交通アクセス
公共交通機関 京都地下鉄東西線蹴上駅から徒歩約3分
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。