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大徳寺の塔頭の一つ 聚光院が、創建450年を記念して特別公開しています。
拝観料は驚きの2000円 (@_@) ですが、国立博物館で修復されていたオリジナルの狩野永徳&松栄の障壁画(すべて国宝!)が、本来の場所に里帰りしています。丁寧な解説でゆっくり45分ほども堪能できるので、その価値あり。
永徳の絵は権力者に気に入られたため、次の権力者の手でおおかた損なわれてしまったとのこと。残っているのはこの聚光院や米沢にある洛中洛外図などわずかで、評価されたことが仇になってしまったようです。
障壁画は廊下に接する一面を除いた3面に“コの字型”に配置されているものですが、博物館に展示されている時は端から端まで平らに並べて展示されていたそうです。
ある絵では、本来の配置でのみ2羽の鳥の視線が合うようで、博物館ではあさっての方を向いてしまっていたことのこと。久しぶりに会えて良かったね!と思わず祝福(^ ^)
最後の書院には、滝を表したダイナミックな障壁画。2013年に完成したもので、吸い込まれるような群青と白い飛沫の世界です。
なお3/1から3/26までの公開となっていますが、2017年の3月まで約1年間です。私もそうでしたが、数週間だけで終わっちゃったんだと思った人が多いらしく、拝観客が減っているんだとか(笑)
《旅のひと口(๑´ڡ`๑)》
松屋藤兵衛 大徳寺納豆入り松風(まつかぜ)
京都に松風を扱うお店は幾つかありますが、北大路通と大徳寺通の角にあるこのお店の物が美味しい、と京都通の知人の一押しです。去年の春に来た時は定休日に当たってしまっていたので、まる2年ぶり。
初めて味わった時は、水分が少ないカステラのよう、しかもかなりクセのある大徳寺納豆が散らされている…とあって『なんでこれが名物?』と思いました(⌒-⌒; )
ところが回を重ねるごとに、もっちりして嚙み締めるごとに風味が感じられるしみじみした松風のファンに。
素朴な和菓子がお好きな方、または中華料理の豆鼓(大徳寺納豆はそんな風味です)が平気な方にお勧めしたい一品です。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。