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旧暦10月。今の11月は「神在月」で、全国の神様が出雲大社に集まって会議を行う。
会議の内容はキナ臭いものではなくて、縁結びの相談である。
本殿の両側には細長い檜皮葺の建物がある。
この建物は全国から集まってこられた神々の宿舎で、この時期は普段は閉じられている多くの小窓がすべて開けられている。
本殿の西側のホテルは出雲大社より西側から来られた神様用。反対に東側のホテルは、大社より東から来られた神様の宿舎だ。
なにしろ神様のサミットであるから大変。今の時代だからテロ対策はどうなってるのだろうかと心配した。
こんな時期に出雲大社に行ったものだから、道路渋滞は半端ではなかった。
駐車場まで徒歩10分の位置から渋滞し、車で何と1時間を要した。
出雲大社は、かなり離れた場所からでも、その位置がわかる。
それは、大きな日の丸が見えるからで、この国旗は重量28キログラム。広さは75畳にもなる。
高さは約48メートルという。
昔は毎日、手動で旗を掲揚していたが、ある時ヘリコプターが接触し、旗竿を壊してしまい、その補償で修理した結果、現在は電動モーターで上げ下げできるようになったので、国旗掲揚が楽になったらしい。
出雲大社の参拝は他の神社と違って作法が異なる。
通常二礼二拍一礼だが、ここは二礼四拍一礼となる。
作法通りに参拝。
写真好きな方へのご案内ですが、本殿だけは、正面からの写真はNGとのことです。ほかは全部OK。
本殿と間違えやすいのは、一番大きなしめ縄のある建物。
約、4000キロもあるしめ縄があります。
ここは、儀式をあげるための建物です。
しめ縄の奥にはステンドグラスがあります。
出雲大社にステンドグラスは知りませんでした!!
その奥には、詰めれば1000人は座れる座敷・・・。
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ここの神様は、本殿の正面にまっすぐ座っておられるのではなく、実は西の方向を向いておられる。
従って、本殿の正面から参拝しても、神様の横から参拝してることになる。
このことから、お参りするのは横でも前でも後ろからでも良いとされいる。
本殿の正面は大勢の参拝者が並んでいたので私は神様の斜め後ろからお参りさせていただいた。
横着して時間を短縮したのではないので、悪しからず。
それでも、どうしても神様の正面からお参りしたい人は、本殿の西側に小さな参拝所が設けられてあるので、そこからお参りしてください。
普通の神社は、本殿を回るときは時計回りですが、ここは反時計回りでいいらしいです。ぐるりと回って西側に出ると参拝所があります。
★
さて、賽銭を入れる際に驚いた!!
なんと硬いお金では無くて、賽銭箱には、畳めるお金がいっぱい入ってるではないか。
私は硬いお金を入れてしまったので、神様に怒られるのではないかと思い、必死で言い訳をした。
「すんません。なにしろ一部支給の年金とアルバイトで細々と暮らしている日常ですので、硬い賽銭しか用意出来ませんでした。申し訳ございません・・・・」
お願い事をするどころの話ではない。神罰が下らないように、ひたすらお詫び申し上げたのだった。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。