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たんぽぽさんのクチコミ
2010年12月03日に投稿されました。
旅行最終日に訪れたこともあって、一番印象に残っています。
長屋の本堂内に入った瞬間、目に飛び込んでくる1001体もの千手観音像。これにはとんでもなく圧倒されてしまいました…!
多少のさびはありますが、皆、往時の輝かしさを思わせる黄金色で、華やかです。最前列では、個性豊かな二十八部衆が見守っていました。
約120メートルの長いお堂内の真ん中に、これまた黄金色に輝くお釈迦様が安置されています。その彼の前で、2名ほどひざまづく一般客の姿もありました。
古寺の中で響き渡るお経・お線香の香り・千体の観音像・二十八部衆。現代ではない様な静寂さの中、一つ一つの要素が絶妙に組み合わせれて、五感が遠く千年の前の都を忍ばせてくれるようでした。心が洗われますね。
中央のお釈迦様の前で、私もお賽銭をして、お線香を一本あげました。
古いお寺の魅力に、すっかり取り付かれてしまいます。
お堂の裏に回ると、資料や小さな仏像などが置かれています。どうやら、地震に強いみたいです。
平清盛が造ったこのお堂は、一度は焼失しましたが、その後の4度の大修理によって、約700年間もの間、保存されているそうです。
お庭には桜も少し咲き始めていたので、思わず写真を撮りました。
ちなみにお堂内は撮影禁止で、千手観音たちをばーんとおがめるのはここでしか体験できないので是非行ってみてください。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。