あだし野念仏寺の口コミ一覧（７〜８点）

　京都の北西部、嵐山の近くにある。

　県道を外れて狭い道路に入っていくと、茅葺の民家など古色蒼然とした街並みになる。
　道は狭く、離合困難で時間規制で一方通行になっている。

　この道沿いに駐車場があって、２時間５００円。

　駐車場前の階段を登ると拝観受付があって大人５００円。

　境内は思ったより狭い感じがする。入口を入ると正方形の「西院の河原」と呼ばれる石仏石塔が並べられた場所がある。
　これらの石仏等は、あだし野一帯に葬られた人々のお墓という。
　古来より、この地は葬送の地で、初めは風葬であって、のちに土葬となったという。

　山野に散乱埋没していた石仏を今のように配列安祀されたのは明治中期との説明があるが、最初に寺が建立されたのは約１２００年前、弘法大師が五智山如来寺を開創され、野ざらしとなっていた遺骸を埋葬したと伝えらている（パンフレット）

　河原の奥には、仏舎利塔。さらに進んで行くと本堂、水子地蔵と続き、その奥には竹林がある。

　竹林を抜けると墓地があって、ここには六面体地蔵がある。

　雰囲気は、いかにも「化野」であった。

もっと広いと思っていたら、割とこじんまりとして、沢山の石仏が並んでいるところはとても趣がありました。
坂を上がった所にあるので行きはタクシーで、帰りは下り坂をのんびりとお店屋さんを覗きながら歩いて帰りました。途中で食べたぜんざいが美味しかったです。
竹林を通って、嵐山まで散策には丁度良い距離だと思います。

昔、風葬の場であったこの場所には、何ともいえない雰囲気があります。様々な表情を持つ無数の石仏が整然と並ぶ様子は、ここをあの世と考えていた時代の名残を感じさせ、この場所から幾千もの魂があの世へと渡っていったんだなと考えると、この場所の歴史の深さに足を取られそうになります。命の源流に立ったような、そんな独特な気持ちにさせてくれます。嵐山駅からは少し遠いですが、いろんな所を散策しながら最後にここへ来れば、そんなに大変ではないと思います。

雑誌に載っていた写真（竹林場所）を探していたところ、この寺にたどり着きました。　中に入ると石仏数にただただ圧倒され、探していた奥階段側の竹林なんて目に入らないほどでした。
あれだけ多くの石仏に囲まれると...吹く風すら少々異様に感じてしまいます。　
一度見る価値はありますが、二度目は？？？
しかし子ども達は珍しそうに時間をかけて見ていました。　

無数の石仏がひっそりと佇みあまりの数に正直驚くと共にこわい思いも感じました。なかなかあれほどの数の石仏を見ることができない場所だと思って訪れた、石仏好きの私ではありましたが、一緒に行った友人もこわがってました。一度参拝するだけで十分かと思いました。

よく京都が舞台のサスペンスで、登場するところだなというイメージでいきました。いってみると思った以上にもの悲しく、少し怖い雰囲気でした。見物がてらにという軽い気持ちで、いくような場所ではないと思います。夜一人では私は行けません。

修学旅行の自由時間に訪れました。タクシーの運転手さんのオススメでここに行ったのですが、この場所を見学したのは私たちの班だけでした。(あまり観光する場所でもないようです。)「ここからがあの世だよ。」と説明されゾーっとした記憶があります。様々な石の仏像が沢山並べられ、ちょっと不気味な場所だと感じました。