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原爆ドームの名で知られる広島平和記念碑は、広島市に投下された原子爆弾の悲惨さを今に伝える記念碑(被爆建造物)であり、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録、「二度と同じような悲劇が起こらないように」との戒めや願いをこめて、特に負の世界遺産呼ばれているそうです。
少し前になりますが、5月に広島に旅行に行った際に、観光だけではなくやはり社会勉強も必要と思い訪問しました。
「原爆ドーム」自体はテレビでの映像や写真などで何度も見ており、その姿のイメージもあったのですが、実際に実物を見た時、過去のイメージより一言で言うと「やせ細った感じ」という印象を持ちました。
多分長い時間を経て老朽化が進んでいるのだろうな、と感じました。
保存に際しては「可能な限り、破壊された当時の状態を保つ」という特殊な必要性をはらんでいるため、鉄骨による補強と樹脂注入による形状維持・保全が主であり、崩落や落下の危険性のある箇所はその度に取り除かれているそうです。やはり「やせ細った感じ」というのは正しかったようです。
また、日本列島は常に地震の脅威にさらされているため、保存工事では大型地震に対しての耐震性も考慮されているそうです。
なお補修に関しては、市民の募金と広島市の公費で賄われることもあるそうで、広島の人々が、原爆の恐ろしさを風化させない、後世に伝えていくために努力していることが痛感できます。
この原爆ドームのある場所には、平和の鐘、原爆の子の像、平和の灯、原爆死没者慰霊碑、広島平和記念資料館、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館など、正しく戦争や原爆の歴史を伝えていくための施設があります。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。