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2023年の酷暑で各地の紅葉時期がバランス崩れてるのに興禅院はほぼ例年通りの日程。
今年はまったく時期が読めない。
■概要
安行八景の一つ。
花の寺院と呼ばれるほどにほぼ一年中、季節ごとの花が楽しめる。
秋は紅葉、春は桜が美しい。
このふたつの季節が一年でもっとも見学客が増える。
梅、シャクナゲ、花菖蒲、アジサイ、彼岸花、紅葉などがある。
住職が手書きの墨字で植物案内を書いている。
■感想
墓地に立ち入る人はあんまりいない。
当然だ。
他人の墓は他人の家も同然。
敷地にずかずか入っていくことはためらわれる。
墓地のちょっと変わった名物の一つとしてスダジイがお地蔵さんを取り込んでしまっている。
木の中に7割ぐらい埋まってる。
住職の手書きの案内がなければ到底たどりつけない。
途中の墓石に「ちょっと通ります。失礼します」と挨拶しつつ見に行く。
どの木かわからなくても住職の文字が助けてくれる。
埋まってる。
あと30年か50年で完全に見えなくなるんじゃないかな。
自然体のままで放置されて、ここから出ることはないだろう。
真っ暗な木の中に入っていくのは悲しくもある。
スダジイが腐って崩れ落ちてお地蔵さんが出てくるのは何百年後か。
長大な時間の果てにお地蔵さんは自由になる。
見届けることはできないが石は木よりも強い。
タイムカプセルみたいなもんだね。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。