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世界自然遺産知床および知床国立公園の中にあるプユニ岬は、ウトロ市街地から知床自然センターへ向かう途中の上り坂にあり、美しいオホーツク海や、遠く阿寒国立公園の山まで見渡す事ができる名所です。
特に流氷が接岸(例年1月下旬〜)する頃は、オホーツク海全体が流氷で覆われた、果てしない景色が望めますし、またその流氷の上を歩く「流氷ウオークツアー」参加者の姿も望む事ができます。
流氷の上を歩くなんて、日本とは思えない景色ですが・・・。
ちなみに春から秋は、「オホーツク・ブルー」と呼ばれる真っ青なオホーツク海が望めますが、初めてココを訪れた時、
「この青い海全部が、冬は白い流氷で覆われます」
と言われた時は
「まさかぁ〜・・・。(笑)」
と半信半疑でしたが、その流氷で覆われた圧巻の景色を見た時は、本当に驚きました。
機会があれば、是非流氷の無い時期のオホーツク海と比べてみると良いと思います。
またプユニ岬の様な高台には、知床に越冬しに来る、天然記念物の「オオワシ」や「オジロワシ」の姿が見れる事があります。
プユニ岬に着いて車内から出る前に、高い木の上などを観察すると、じっと海を見つめて獲物を探している、体高60cmはあるワシ(羽を広げると260cmは有る)を、運が良ければ見つける事が出来るかもしれません。
本州にまでワシが飛来すると、ニュースになるほど大騒ぎになりますが、ココ知床では案外普通に見れるので、バードウオッチングファンには、たまらないかもしれません。
ただ非常に警戒心が強く、人間が車内から出るだけで逃げますので、脅かして逃げないように、そっと壮観な姿を観察して頂きたい鳥です。
特筆すべきは、おそらく日本でもココでしか!!流氷が接岸する時期しか見る事が出来ない、流氷のオホーツク海に沈む格別な夕陽を見る事が出来ますので、その頃は沢山の観光客やカメラマンでプユニ岬は埋まります。
しかし流氷が海全面を覆っていると、写真を撮っても雪原と変わらない景色なので、どちらかと言えば流氷の接岸し始めの時期や、”海開け”と呼ばれる、流氷の勢いが緩む、流氷の中に適度に海が見える頃が、花を添える様な美しい夕陽が見れるかもしれません。
夕陽が沈むほどに、流氷がオレンジ色に染まり、また流氷の隙間の海が夕陽に輝いたりするので、
「一番美しい夕陽が見れる場所」
と言われる所以が分かるような気がします。
夕陽が沈むまで、皆さん全員がその絶景に魅入り、息を呑んだような雰囲気の中で夕陽眺めてらっしゃるので、私もこの付近を通過する際は、何度でも見たくなるオススメの場所ですので、ぜひ昼間でも夕方でも訪れて頂くと良いかと思います。
アクセス〜国道334号線沿いにあり、数台分の駐車可能なスペースがあります。
・斜里町市街から40km。ウトロ市街から3km。
・付近にトイレや売店などは一切ありません。
※「オオワシ」や「オジロワシ」は、いつもプユニ岬周辺にいるとは限りませんし、流氷は、毎年1月下旬頃から接岸するとは限りません
※日の入り時刻:1月下旬は16時頃から。その後少しずつ日の入りが遅くなります。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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