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雨の日は敷地の池周辺からゲコゲコカエルの鳴き声がきこえる。のどかな寺。
■概要
昔、商人が賊に襲われ命を取られそうになった。
懸命に仏様に助けを求めたらお守りが光って賊の眼を刺したのだそうだ。
驚いた賊は逃走、命を救われた商人は感激してこの地にお堂を作った。
これが野坂寺の起源。
雷でも落ちたのだろうか。
不思議なことが起こるものだ。
■感想
秩父は広すぎる。
歩くのにもう疲れたんだ。
公園や喫茶店がない。
自販機もない。
暑い。
もうどうしようもない。
そんなところに現れたのが超巨大な柳がそびえる野坂寺だった。
なんだこの化物みたいな柳の木は。
愕然とした。
人生で見てきた柳の中で最大サイズ。
これ以上にデカい柳は存在するだろうか。
とにかく目立つ。
秩父は公園よりも寺の方が多いのではないだろうか。
救いを求めてよろよろと休憩に訪れた。
●休憩に訪れたら予想外に仏教美術してた
木彫りのデカい牛がとにかく目を引く。
一体何者が彫ったのか。
重量感ある闘牛みたいな雄々しさだ。
その上に小さな仏がちょこんと乗っている。
物語性が強烈で一度見たらわすれない。
これを見ただけでも訪れた価値があった。
休憩が吹っ飛んだ。
阿修羅と思ったら観音様という変な像があった。
こちらに良い顔を向けているが脇に向けてる顔が怒ってたり悩んでるようであったり人間の複雑さが出てた。
観音様ですら平静を保てないなら人間は悟りなんか得られないだろうと思った。
妖怪みたいな彫り物があった。
頭に雲か袋かのせてるじっじの像が「うしおととら」という漫画で見たことがあるような気がする。
妖怪だろうか。
たくさん観音様があるようだが、山門の内側の仏教美術が特に見事だった。
小さい美術館を訪れた気分。
楽しくて疲れが吹き飛んだ。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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