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都内で唯一、現役の下水道管見学ができる施設。
実際に稼働している下水道管まで階段を下りて行くのだが、けっこう深い。
凄いぞ下水道管。
■概要
下水道の大切さ、浄水の仕組み、歴史が学べる貴重な施設である。
なんと現役稼働中の下水道管の中に入れる。
都内では唯一無二の施設である。
無料。
(これから下水道の中に入るのに、建物の入り口に手指の消毒があって「ふふっ」ってなる。)
■感想
長い長い階段を下りて、最終下層に到着するとそこが下水道管のフロア。
何重かの防火扉の向こう側に本物がある。
どんな感じだろうか。
わくわくドキドキしながら行ってきた。
臭いはそれほどでもない。
もっと臭気を覚悟していたのに拍子抜け。
気温はやや低く、灯の周りに小さい虫が集団になって飛んでいる。
こんな薄暗くてエサもなさそうなところで繁殖して、生命力の強さを感じた。
フロアに戻って職員さんに尋ねた。
「やっぱり、台風の時の水量はすごいんですか?」
「凄いですよ。ほら」
指さされた先には水道管の説明動画がモニタに。
映像中に、台風時の水量がざっぱーんざっぱーんと水道管と隣り合う防火扉の窓に恐ろしい勢いでぶつかる様子が映っていた。
複数の職員がその水の衝撃を固唾をのんで見守っている。
「これは、ワクワクしますね」
その扉の向こうに怒涛の水量の死がある。
それを安全圏から眺めているときの高揚感と恐怖感が映像から見て取れる。
台風すげえ!なめたらあかん!怖くてドキドキする!
この日は数日前に雨が降った。
水量を期待していたが水道管の底が見えるぐらいでもう通り過ぎてしまった後らしい。
現在進行形でざーざー水を通すので停滞がないという。
「二三日前の雨の時も、この動画見たいな感じで水が水道管いっぱい流れてましたよ」
見たかった。
見学用タラップは常時わたっているわけではなく、営業時間内だけ掛けているのだそうだ。
基本的にスタッフが営業時間中に操作している。
大きな台風があったときは、営業時間中でも急いで収納、台風による被害を免れるようにしているのだそうだ。
下水道管を流れる怒涛の水量の動画、そして現場にいる臨場感。
これは素晴らしい施設だ。
下水道管がなければこの水が市中に回りとんでもないことになってしまう。
頭による知識ではなく身をもって大切さが感じられる。
ここはすごく良いスポットだ。
おすすめできる。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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