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天が開くと書いて天開山、大谷寺。
ときどきテレビ放映されたりする有名寺。
日本最古の石仏を保持する。仏像や資料の撮影禁止。
■概要
看板によると年末年始は閉山してるはずだがアバウトに営業してたりする。
門扉のところで住職らしい人が「営業してるよー」「どーおー?」って感じで緩く客引きしている。
営業日ではないのに営業してたので運がイイ。
見ていくことにした。
拝観料500円。
■感想
近くに巨大な平和観音(27m)がある。
大谷観音とよく間違われる。
「撮影禁止ならば何回でも周回して記憶してやる!三回目だ!釈迦三尊!釈迦三尊!薬師三尊!薬師三尊!阿弥陀三尊!阿弥陀三尊!」
と場んでっとさんが暗唱しながらぐるぐる回ってたところ、
高齢のお母さまとご一緒のご家族一同と遭遇した。
そのお母さまが、
「違う!私が小さいときに見た大谷観音はこれじゃない!白いの。もっと大きいの」
とふるふるしていらっしゃる。
ピンときた。
白くてデカくて無料で拝めるインパクトのでかいあいつ。
そう、平和観音のことを言ってるのだ。
「すぐ近くにでっかい平和観音がありますよ。すぐそこに白くて大きいの。出たら見てみるといいですよ」
「それかも!!」
幼いころに見た観音と再会しにやってきた。
子供らに連れてきてもらったがコレジャナイ感に一同戸惑っていらっしゃった。
記憶の正しさと勘違いと目的が達成できそうでぱああっと笑顔が花開いた。
たしかに平和観音と大谷観音は似ても似つかない。
大谷観音はアシュラマンの上位互換級、手が何十本もあって扇風機みたいにぐるぐるしてる。
実際に目にするとこれはこれで巨大さと荘厳さと不自然な姿勢で掘り続けたんだろうな、ごはんとかどうしたんだろう、こんな辺鄙なところで彫る奴は奇特者だ。
と当時の過酷さに思いを馳せ、苦労がしのばれる。
三尊シリーズなんかは空飛んでる。
「マジかよ!!今ですら物流からやや不便なのに当時でこんなの彫るのかよ!!」
と気持ちがぶっ飛ぶ。
500円の価値はある。
でないと風化してすぐ壁面がのっぺらぼうになるだろう。
観音像を見終わったら資料館に行く。
この資料館には20代男性の骨がある。
推定縄文時代に生きてた人だそうだ。
観音像があるあたりは昔は縄文人の住居でそっから出土したのだそうだ。
こちらも撮影禁止。
しかし人骨は意欲的に撮影したり記憶したいとはあまり思わないものだ。
場んでっとさんが発掘調査していた当時も人骨が出土するとシルバーさんたちが気分を悪くして「もう掘りたくない」と辞められて困ったものだ。
初見のインパクトが凄いのでおすすめ。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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