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墓穴群である。今はご遺体は入ってないが、代わりにほぼ全ての穴の奥に仏像が彫られているのが特徴。
けっこう近くまで寄って見学できる。
観覧無料。
■概要
関東に三か所ある「百穴(穴がぼこぼこたくさん開いてる様子を指す。必ず百あるわけではない)」のひとつ。
吉見百穴、黒岩横穴、そしてここ長岡百穴である。
宇都宮の伝説によると、昔、百匹の鬼を従えた鬼が棲んでいたそうだ。
その名を「百目鬼(どうめき)」。
仏教に帰依して人間になった鬼の物語。
吉見町がガイドブックに取り上げられるほどの巨大百穴で観光資源として活躍している一方、長岡百穴は規模は吉見の百分の一ほどでこじんまりとしている。
地元民以外にはあまり知られてないのではないだろうか。
宇都宮駅から歩いていけないことはないが100円自転車レンタルして観光に行くことをお勧めする。
少なくとも駅から5㎞以上離れてる。
■感想
埼玉の吉見百穴が有名すぎて唯一無二だと思っていた。
しかし趣味のgooglemap探索をしていたら百穴がほかにもあることを知った。
二番目に規模がデカい栃木県の百穴に行ってみることにした。
道路のすぐそば。
かつ畑。
民家の敷地とほぼ一体化しており生活景観として完全に馴染んでいる。
特別なはずなのに特別じゃない感。
なんだろう、これは。
既視感がものすごくある。
…と思ったら記憶にビンゴするものがあった。
あ、これうちの墓に似てる!!!
場んでっとさん一族の墓は岩山に横穴を掘って作ったものだ。
古来より受け継がれし製法。
蛇、カエル、ウナギ、その他もろもろが山から落ちてくる墓であった。
近年、岩山そのものが崩壊して一族の骨ごと全部埋まってしまった懐かしきあの墓。
似てる!!
他人の元墓ながら急速に親近感が湧いた。
しかも故郷の墓より近い。
先祖を偲んでみたくなったら長岡百穴を訪れるのもまた一興だな、と思ったのだった。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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