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和紙のふるさと、小川町。
検索しまくってたらgoogleのおすすめに小川町関連のブログやニュースが表示されるようになった。
■小川町にランチ中華食べ放題を目指す
小川町駅前には二大スーパー、カインズとヤオコーがある。
カインズと言えば、2021/12に東急ハンズを買収したことで有名なあのカインズである。
ヤオコーと言えば、コストコの激安出張所(撮影禁止)を設ける埼玉有数のチェーンスーパーである。
二大巨頭スーパーを構える小川町。
100年後には消失している町ランキングの上位にランクインし、現在はこれに抗うべく移住者大歓迎の町である。
そのカインズの近くに中華屋「逸品居」がある。
この中華屋、千円以下でランチ食べ放題をやっているというブログがgoogleおすすめ表示されるようになった。
それにより脚光を浴び、食べ放題界隈では有名になっている。
行かねばならぬ、と逸品居を目指したのだった。
■食べ放題に向かったはずが鬼カ谷津沼を目指す
向かう道の途中で道標を見つける。
「鬼カ谷津沼」と書いてある。
検索すると情報がほとんど出てこない。
ただ紅葉の美しい沼であるとだけ出てくる。
小川町が農業用ため池をたくさん抱えており、そのうちのひとつだと知る。
(沼を目指すハイキングコースとして情報をまとめたらまた来るのに。全然情報がないでやんす)
ランチ時間に余裕があったため、食前の運動として目指すことにした。
■鬼カ谷津沼を目指した結果、富士山を上る
地図を見ると小川町にはいくつか池か沼っぽいのがある。
そのどれにもgooglemapでは名前がついてない。
ローカル名所らしい。
「googlemapに名前が載ってないと世界に認識されてないようなものだな」
と感慨深い。
たしかに存在しているのに部外にとっては無名、ないものと同じなのだ。
名前は大事だ。
おそらくは芹沢公園の上下のどれかの沼が鬼カ谷津沼だろうと見当をつけた。
ブロック住宅街の中をずんずん突き進むのでなんだか申し訳ない気持ちになる。
(ぜんぶ私有地みたいだ。公道の雰囲気がしない。不審者通報されないだろうか)
びくびく怯えつつ歩き進めると芹沢公園に到着、第一住民発見。
鬼カ谷津沼の詳細を聞き込み開始。
「ここではない」
「みどりヶ丘小学校の近く」
と教えていただくも2㎞以上離れている。
駅前のカインズに戻ると6㎞ぐらい歩くことになる。
ランチ時間が終わってしまう。
鬼カ谷津沼を諦め、駅を戻るか決断の時だがそのとき表記を見つけた。
「(富士山!!あの富士山じゃないか!!)」
目がくわっとなる。
■まさかの富士山との出会い
仙元山をのぼったときにそういえば富士山を上りたいと思ったのだ。
いつか出会いたいと思った相手と不意の衝突である。
これは「登れ」という天啓だろう。
ぺかーっ。
芹沢公園の裏山がまさしく富士山であった。
登り口は道なりにすすめば上に登れる舗装道路があると教えていただく。
住民に礼を言って別れる。
地元では「ふじさん」ではなく「ふじやま」と呼んでるらしい(これも住民が教えてくださった)。
道は途中まで整備されているが、給水塔の横から剥き出しの急こう配を登る。
ランチ中華しにきて登山とは。
予想外のプレジャーにテンションが上がる。
富士山に登れて食べ放題まで出来て最高の一日ではないか。
落ち葉で滑りやすい急こう配をえっちらおっちら登り切ると左右に道が分かれている。
頂上は右、高いところをひたすら目指すと富士山の碑を発見。
参拝者が多くいるらしく、小銭がたくさん置かれている。
ふもとから登頂15分ほど。
とても登りやすい。
桜がたくさん植わっており、春にはそれはそれは美しい桜山になるのだろう。
■ランチ中華食べ放題
唐揚げ定食を頼むと唐揚げ食べ放題になるというバグがある店だった。
チンジャオロース定食を頼んでも唐揚げ食べ放題。
唐揚げ旨い。
近くにあれば頻繁に通うのだが東京から小川町まで片道二時間はきついうえにランチ時間が11時から14時ぐらいまでなのでハイキングとの時間縛りがやや厳しい。
帰りに観光案内所で鬼カ谷津沼の場所を尋ねる。
「みどりヶ丘小学校の右手」
と教えていただく。
いつか、紅葉の季節の午前中に鬼カ谷津沼を攻略し、帰りに逸品居でランチすることが可能そうだと思った。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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