聖観音・秩父事件顕彰碑の口コミ一覧（９〜１０点）

埼玉県のミカン栽培北限地と言われる寄居にある秩父困民党の活動を示す碑。
秩父の歴史を示す貴重なものである。


■概要
玉淀ダムから寄居風布の集落を経由して波久礼駅に出るルートをひたすら歩いてると小林地区に抜ける道の途中に出現する。
秩父困民党の活動を示す碑は秩父のあちこちにあるイニシエのセーブポイントのようなものである。
碑がある場所はどこも交通の便に難があり到達して帰るのに一日かかる。


■感想

琴平神社内にある。
道の途中に鳥居が出現するので見つけやすい。

秩父事件は今から100年以上前の農民一揆である。
参加者は最大8000人とも10000人ともいわれる。
不況で借金、さらに不況が重なり過酷な取り立てにどうにもならない事態に。
農民たちが政府に掛け合って借金の返済期日延長やその他救済策を求めたが返事は渋かった。
怒った農民たちは武装蜂起して政府に逆らったのだった。

「恐れながら　天朝様に敵対するから　加勢しろ」

近年の研究では秩父出身者の参加者は100人も10人もいなかったとされている。
場所が秩父だったから秩父じゃね？という感じ。

高利貸しを襲撃、郡役所・警察などを占領。
日本がかつてメキシコやコロンビアだった時代があることを碑を見て思い返そう。