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水車が回るのどかな里山を‘ぶら~’...と、散策!
2021年9月21日(火) 天候:晴れ
JR播但線《新野駅》の目の前、稲田の中を横断するように流れる水路に設置された風情豊かな水車が、コットン、コットン・・・時にはギー・ギーと、きしみ音を立てながらゆっくりと回っていました。
この水車は珍しい竹枠式で、直径は3mと見た目は大きく重そうに見えるのですが、乾いた状態では大人二人で持つ事ができるほど軽く作られています。
新野の水車の歴史は古く元禄6年(1693年)頃からあったそうで、水路から高い田畑に水を汲み上げるために利用されていたようです。
しかし、一時期水車の利用が減少し、わずか3基までになった時もあったようですが、地元の住民が「ふるさと村新野の里山」整備の一環として尽力し、現在では延長約1㎞の水路に11基の水車を復活させたそうです。
昨今、田植えの季節や、田んぼのあぜ道に“彼岸花”が咲く頃には水車を背景にのどかな里山の風景を撮ろうと多くのカメラマンがこの地を訪れるそうです。
訪れた日、水路に沿って設けられた遊歩道の周辺には色づいた柿が実り、稲刈り前のあぜには真っ赤な“彼岸花”が咲き並び、その長閑な風景に溶け込むように水車が回っていました。
私がこの水車の里を訪れた目的の一つ、首を垂れる稲穂と、あぜ道に咲く咲く“彼岸花”を前景に入れ、播州の里山を走る赤いローカル電車…通称「たらこ電車」を撮ろう...と、数日前から計画をたてていました。
目の前を通過する電車の時刻表を調べました...が、上り下り合わせて1時間に一本づつと、少ない本数に啞然!
当日、上りの電車と、下りの電車とのタイムラグ(約10分間)で移動し、別構図での写真を撮るというかなりハードな状況でした。
あぜ道に三脚を据え、その時を待ち続けます。
暦の上では秋ですが、日差しは強く…暑さに耐えながら待ち続けます。
やがて、2両編成の下りの電車「たらこ電車」が田園風景の中を通過し始めると、連写でシャッターを押し続けます。
そして、上りの電車が来るまでの間に約50m離れた場所に移動し、カメラをセットして同じ動作を繰り返し撮りつづけました。
結果、モニターを見ながら…納得の写真が撮れたと、自己満足の評価をして別の場所へと移動しました。
水路沿いの遊歩道をすすみ、清流に咲く“梅花藻”をも撮ろうと欲な考えでその場所に行きましたが、時すでに遅く、花は咲き終わっていました。
そして、田園が広がる小径を進み、新野駅前の広場に戻りベンチに腰掛け疲れた足を休めます。
駅前広場の一隅に設置された実物大の水車を撮りおさめ、風情豊かな水車や田園風景が残る❝水車の里❞を後にしました(*^-^*)
アクセス
電車:JR姫路駅⇒JR播但線「新野駅」西出口を出て徒歩3分
車:中国自動車道「福崎JCT」経由⇒播但自動車道「市川北ランプ」→国道312号線を北に約10分
マップコード:491 165 525*81
駐車場:新野駅東口に無料駐車場があります。
トイレ:新野駅東出口にあります。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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