1件の口コミのうち、1件目から1件目を表示しています。
あなたはこのクチコミが参考になると思いますか?
323名が参考になると回答しています
幕末から明治期の見世蔵や土蔵、大正から昭和初期の町家や洋風建築が残る「真壁の街並み」は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
そのうち102棟が、国の「登録有形文化財」に選定されている「真壁の街並み」ですが、その中で夏祭りやひな祭りの時期は特に賑わいます。
毎年2月4日から3月3日まで開催される「真壁のひな祭り」は、2000年頃から始まったとされる比較的新しいイベントですが、180軒もの重要建築物・民家・商店などが、町あげてひな人形を飾る、町民参加型のひな祭りが開催され、今では茨城県を代表するイベントになっていますが、
「ひな祭り」なんて、そんなに面白いものでは無いのでは???
と思う男性も居るかもしれませんが、観光案内所などで「ひな祭りマップ」を貰い、真壁の街を散策しますが、さすが江戸時代から見世蔵などが残る真壁には、100年前に作られたとされる、江戸時代のひな人形が飾られていたりと、目を見張るひな人形が飾ってありました。
一つ一つ手作りされたであろう江戸時代の”ひな人形”は、平成時代に作られた”ひな人形”とどこか違い、顔立ちや人形が着ている衣装も、より精密に作られている感じがしました。
それにしても、
「よく100年前のひな人形が残っていたなぁ〜。」
と、大切に保管されていた事に驚くと同時に、ひな人形は、少なくとも100年前から脈々と受け継がれてきた、素晴らしい日本文化の一つであると言う事を、改めて感じる事が出来ました。
「ひな人形」と言っても色々あって、吊るし雛・和紙雛、中には特産の真壁石で作られた”石雛”、土蔵の中を暗くして、飾りひょうたんの灯で”ひな人形”を演出したり、普段は見る事ができないであろう、手織りの十二単(じゅうにひとえ・今ではどれくらいの価値があるのか???)が展示してあったりと、本当に目を見張る展示物などもあり、結構面白かったです。
一部のひな人形は玄関に飾られており、外からしか見る事が出来ませんが、大半の店などは、店内の商品展示スペースを片付てひな人形を飾り、訪れた観光客を店内まで案内して、飾られたひな人形を自由に見る事が出来ました。
その店それぞれに飾られたひな人形を見る事が出来ますが、まさに商売抜きで、町をあげてひな人形を飾っている、町民参加型のひな祭りでした。
180軒ものひな人形全てを見るには、一日では難しいですが、所々で出店もありますし、休憩しながら散策されると良いと思います。
また、重要建築物に選定されている潮田家住宅などでは、江戸時代・大正時代・昭和時代のひな人形が飾られていたりと、「ひな祭りマップ」には、どんなひな人形が飾られているか書いてありますので、参考にされて散策されると良いと思います。
3月3日は流し雛イベントが行われます。
真壁地区の児童が願いを込めて、山口川に手作りのひな人形を流して真壁のひな祭りが終わりますが、
”ひな人形”
と言っても、本当に色んな形がある事を、改めて知る事が出来ました。
開催期間も長く、所々売店や休憩所、トイレなども「ひな祭りマップ」に記載されていますので、それらを参考にして訪れて頂けたらと思います。
〇アクセスなど
・有料、専用無料駐車場有(スーパーや路肩などに駐車しての、ひな祭り散策は禁止されてます)
※ひなまつり期間毎日運行
・つくばエクスプレス つくば駅〜筑波山口(乗り換え)〜桜川市役所真壁庁舎
・JR水戸線 岩瀬駅〜桜川市役所真壁庁舎
・事前に「真壁のひな祭り」などで検索され、下調べをされて行かれる事をオススメします
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
1件の口コミのうち、1件目から1件目を表示しています。