大祭天石門彦神社（三宮神社）の口コミ一覧（９〜１０点）

「石見神楽を見たい・・・」
　そう言ったのは家内だった。
　島根の生まれ育ちの彼女には神楽に特別の思い入れがあるようだった。

　神楽は、天岩戸にお隠れになった天照大御神（あまてらすおおみかみ）を誘い出すために宇津女命（うずめのみこと）が岩戸の前で舞い踊ったのが起源と言われている。

　島根県石見エリアには、石見神楽があちこちで見られるが、今回は常設会場となっている三宮神社へ行った。

　開演は午後７時３０分。
今日の演目は天神、恵比寿、大蛇だった。
　
　天神は、菅原道真と左大臣藤原時平との戦いの話だが、終盤の太刀対決の最中に何回も衣装が早変わりするのが見どころ。
　早い舞いなので、最初は？という感じで、衣装が変わったのにピンとこなかったくらいだった。

　恵比寿は恵比寿様の、にこやかな顏と軽快な舞で観客を巻き込んでの楽しい神楽。

　大蛇は、須佐之男命と八岐の大蛇との戦いの話で有名だが、圧巻は数匹の大蛇と須佐之男命との戦いの場面。火を噴きながら暴れる大蛇、次々と大蛇の首を刎ねる須佐之男命。

　太鼓と笛の音が賑やかで、一時間半の公演は短く感じられた。
「次は温泉津温泉の神楽を見たい・・・」
「え・・・」
早くも次のリクエストが・・・(^_^;)