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特別公開のとき以外は通常中を見ることができない。太夫や芸をかかえていた置屋。太夫というのは特に優れた芸妓さんのこと。今も現役のお茶屋として営まれてる(一見さんお断り)主要は二階の傘の間と紅葉の間で襖や壁が斬新。
島原と呼ばれる地域にあって、島原大門から入っていくとすぐ。
交通アクセス
京都府京都市下京区西新屋敷中之町114
JR梅小路西駅から10分
市バス七条壬生川から10分
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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今年の『京の夏の旅』のテーマは『賓客を迎える近世のもてなし文化』ということで、10年ぶりに公開された輪違屋。
京都の花街というと祇園などの芸妓・舞妓が有名ですが、京都駅の近くにある島原にはさらに芸を極めた太夫(たゆう)という最高位の方たちが何人かおられ…かつては天皇の前にも出られる正五位の位を持っていたそうです(@_@) 皇族や公家をもてなす仕事だったため、優れた容姿で舞から香道、俳諧まであらゆる芸と深い教養を身に付けていたとか。
そんな太夫たちが暮らしていた置屋で、唯一残っているのが輪違屋。今も4人の太夫さんを抱えて営業されているため通常は観覧謝絶ですが、今回の企画で久々に公開されたようです。
島原は幕末に新撰組がよく訪れていたようで、邸内には近藤勇の大きな手紙を屏風に表装したものや、桂小五郎の直筆の掛け軸などが残されています。私は詳しくありませんが、新撰組がお好きな方は一見を。
1階は撮影自由、という気前の良さ。2階には傘の間といって、インパクトのある実物の道中傘をふすまに貼り込んだお座敷と、壁一面に本物のもみじを型取って散らしてあるもみじの間があります。格式の高さが醸し出す空気に圧倒されました。
ここはお茶屋にもなっているので、お客さん同士が鉢合わせせず、安心して利用できるようにあちこちに階段があります。さらには二つの廊下の角に位置するメインの階段の上には、今でいうミラーボールのようなつるっとした球が吊るしてあり、人の影が写っていれば、通り過ぎるのを待ってからこちらのお客さんを階段へ案内する、といった配慮がなされていたとのことでした。
もっともここも一見さんお断りで、つてのない人がここで宴会をすることはとうてい叶わないとか…
すぐそばにある『角屋もてなしの文化美術館』(揚屋、今でいうと料亭)も、今年の京の夏の旅の企画で公開されています。こちらは通常も見学できますが、今回の企画では入館料が抑えられているぶん 見られるエリアが少ないようです。
《アクセス》
JR嵯峨野線 丹波口駅より 徒歩8分ほど
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