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近江兄弟社学園の敷地内にあるハイド記念館を、家族で訪れました。市内や近郊にあるヴォーリズ建築はほとんど訪問済みですが、このハイド記念館は学校の中にあるため、独りでふらっと寄るにはちょっと敷居が高かったので‥‥
事前に電話で案内してもらった通り、道向かいにある幼稚園の駐車場に止めて数分歩いて学園の正門から敷地に入ります。何年か前に改装工事を終えた新しい校舎はオレンジを基調にした温かみのある建物で、アーチがたくさん使われ、柱廊のあるデザイン。海外のホテルなどを思わせる造りでした。
敷地の奥にあるハイド記念館は、保存工事をしているのか外側が足場やシートで覆われていました。でも正面玄関は昭和初期に建てられた洋館のたたずまいです。
この建物はヴォーリズと結婚した一柳子爵の娘、満喜子夫人が作った幼稚園だったもの。今は近江兄弟社幼稚園として道向かいに移転していますが、こちらの建物は出資者のハイド夫人にちなんでハイド記念館と呼ばれています。わずかな入場料で一般に公開しているかたわら、主に吹奏楽部の練習場として使われていました。こんな歴史的な空間で、なんて贅沢‥‥洋館は天井が高いから？気のせいか音響効果が良いような気がしました。ここの学生さんたちは本当にお行儀がいいです！ 歩きですれ違う時はもちろんのこと、廊下で一心に練習されている時でも演奏をやめて挨拶してくれました。気持ちがいいですね☆
ヴォーリズ建築ならではの上りやすい傾斜の階段、子供がケガをしないように角が丸くなっているデザインの柱、使いやすそうな道具入れなど、ヴォーリズ氏の優しさが伝わってきした。
以前は土日祝日だけの見学でしたが、今では毎日入れるようになっていました。曜日によって公開時間が違うので、確認してくださいね。
《アクセス》
JR近江八幡駅から 8番バス 市内循環 学園行き
9番バス 国民休暇村行き 鍛冶屋町下車、徒歩2分
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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