焼走り溶岩流の口コミ一覧

岩手山登山した際に頂上から見えた焼走り。黒い帯状のものが山肌を覆っています。溶岩が流れた様がありありとわかるので感動しました。そこで今度は近くで見たいと、ちょうど紅葉も良さそうだし・・と盛岡見物のあと向かいました。名所溶岩流や温泉もあるのに途中の道々はほとんど何もない山道なので「こっちで良いのかな」などと迷いながら到着。その道の左側にも色づいた木々の合間にそれらしき黒いものが見えます。これってあの溶岩流だよね・・ずっと続いているのね。
広い駐車場に車を止めて向かい側の階段を数段上ればそこは見渡す限り真っ黒の岩というか石というか・・広がっています。溶岩流の中には遊歩道がしつらえてあり散策が出来るようになっていています。足元は溶岩流そのものでザクザクなので普通の靴では歩くのも大変でした。それでも少し歩いて右を見れば溶岩流の先に岩手山の雄大な姿と山肌を這う溶岩流。正面は溶岩流の黒い丘。そして左を見てもやはり黒い風景。低い視点から眺めるとまるで地球じゃないみたい。映画のセットかも・・。溶岩流は近くで見るとたくさんの黒い石と岩の集まりです。あまり大きなものはなく小さめの石がゴロゴロ、ざくざく。手に取ると軽く表面はブツブツで微妙にキラキラ光る感じ。きれいです。でも当然持ち帰りはＮＧですよ。なんでも昔は持ち去りが多かったらしくそれで入り口近くの大きなものはなくなったらしい・・（真偽の程はわかりませんが）。今回はほんの入り口だけの散策になってしまい残念でした。奥の方へ行けばまた違った光景でしょう。今度はトレッキングシューズを準備して、時間的な余裕も持ち再訪したいです。
帰りの道すがら、別の入り口を発見。あいにく整備工事中でしたが見晴らしの東屋や宮沢賢治の詩碑があるようでした。こちらからも同じ光景を望むことが出来、あらためて溶岩流の規模を実感出来ました。タイミング良く溶岩流の先岩手山頂に日が沈むところが眺められ、またまた感動しました。