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VOL.12【国道駅】
■JR鶴見線の駅、京浜東北線鶴見駅からひとつ目の駅で
1930年(昭和5年)に開業したローカル駅で昭和の
面影を残すノスタルジックな駅として現在もその
姿があり、一部マニアの中では人気の駅である。
■JR鶴見線は営業キロ9.7K,13の駅があり隣の川崎市に向かって今日も高架線を元気に走っています。川崎が京浜工業地帯の横綱だとすれば、鶴見は太刀持ちあたりかな?その鶴見線の中の国道駅、どうかと聞かれればそりゃもうお変わりございません。なにせ戦後一度も改修するすることなく、93年間一部の修理はあったらしいけど
ほとんどそのままなのですから。
国道駅の壁をよく見ると小さな穴が無数にある、これは空襲時の機銃掃射の跡らしい、またアーケード状になっている暗~い通路は昔、臨港デパートと言う名で居酒屋、雑貨、衣料品などの店が立ち並びにぎやかなできっと華やかな場所だったと想像できる。
今はと言うと大方の店は閉まり、べニア板で打ち付けてあり、照明は改札を除いて裸電球がぼんやり通路を照らし、その面影なくなっている。駅の階段は一つで登り下りに渡る古い連絡通路がその元商店街の上にかかっている。鶴見線はほとんどが朝夕を除いて無人駅で昼間はだれもいない。改札はひとえに人の良心に期待している。
昔の京浜工業地帯に勤務する労働者が「今日は国道で降りて一杯やっていかねえか」「そうだなそうするべえ」とか言って汚れた軍手をクシャクシャにしてバッグにしまい、この階段を下りて行ったんだろうな。昭和ノストラジー。
国道駅のそばには国道15号が走っている、だから「国道駅」・・・駅を境にして令和と昭和を行ったり来たりこれは昭和の生き残り、帰りにもう一度振り返り駅をカメラに収めた。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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