箸墓古墳の口コミ一覧

　ＪＲ桜井線に並んで走る国道１６９号沿いの、若干道路から離れた場所に位置する。
　「箸中南」という名前の交差点を東へ入ると、数百メートルで、左手に宮内庁の小さな建物と、鳥居が見えてくる。

　前方後円墳の、方の場所となる。このまま進むと、古墳に沿って、くびれた形がよくわかる。
　突き当りを左に曲がり、しばらく走ると左側に小さな公園？と案内板があった。

　ここからは、全体の姿と右側に池がある風景が目に入る。

　この池は、もとは古墳のお堀だったのだろうか。

　そんなことを思いながら景色に目をやっていると、公園で休んでおられた初老の女性から「こんにちは」と声をかけられたので、挨拶を返す。

　女性は、歴史ものに興味がおありとかで、今日は自転車で「山の辺の道周辺」の散策をされているという。

　さらに、国内だけでは飽き足らず、ドイツやフランスまで足を延ばしておられるとか。

　彼女のお話は歴史的建造物におさまらず、フランスの食材のウンチクまで弾んでいく。

　あっと言う間に３０分ほどの時間が過ぎ去った。彼女は私より５歳上とのことだったが、目が輝いているように見え、颯爽と自転車で去っていかれた。

　古墳より、おばあちゃまの印象が強い箸墓古墳だった。
　

桜井市の大三輪神社の近くにありました。地図で見ると倭○○日百襲姫大市墓と表示されています。車で半周できたのでまわってみました。堀は半分残されて、半分は田や住宅街になっていますが、昔の風情は十分残っています。これが奈良にあって京都にないよさですね。宮内庁の管轄で中に入ることはできませんが、外から、前方後円墳をはっきりみることができます。