龍安寺の口コミ一覧

龍安寺は、京都府京都市右京区にある臨済宗妙心寺派の寺院。山号は大雲山と号し、石庭で知られ「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されています。

石庭として有名な方丈庭園（史跡・特別名勝）は三方を築地塀に囲まれた枯山水の平庭で、「虎の子渡しの庭」とも呼ばれ、白砂に15個の石を配した名庭です。

私が最初にこの龍安寺を訪問したのは、今から半世紀近く前の高校生の時。当時、この石庭を鑑賞している時に住職自らが説明をしてくださったのをよく覚えています。
二度目の訪問時(約10年ほど前と思いますが)には、スピーカーからテープの再生による解説がされているのを「これも時代の変化なのかな」と感じた次第でした。

そして令和になり三度目の訪問となった今回、何と石庭の部屋に入るのは多くの順番待ち。
石庭が見られる縁側に座れるのは、運が良くないと出来ないという感じ。
多くの参拝者は外国人の方でした。

このような状態は龍安寺だけのことではなく、京都全体で言えることですが、もはや時代の流れ、変化というよりは、ちょっと異常なのではないか、と感じてしまうのは私だけでしょうか。

もはや京都を楽しむのは土日祝日では絶対無理、平日でも春や秋の季節の良い次期は避けて、とにかく観光客が少ない冬の平日を選ぶしかない状態です。

金閣寺、仁和寺にも近いので、バスでの移動になりますが、一緒のコースに入れました。
竜安寺バス停の前なので、初めてでしたが、わかりやすかったです。石庭で有名です。縁側に腰をおろして、
ゆっくり眺められました。池のまわりを歩いて帰りました。紅葉の時期だったので、池のまわりの紅葉がきれいでした。春の桜の時期もきれいみたいです。

室町時代に建てられ、石庭として有名なお寺です。世界遺産にも登録されています。枯山水式庭園は他のお寺にもありますが、ここは石の大きさや白砂の面積など、バランスがととのっていますね。面倒で確認はしませんでしたが、全部で１５個ある石はどこから見ても必ず１個の石が他の陰に隠れて見えないようになっているのだとか。外国人観光客の姿も多く、方丈をはさんだ石庭のちょうど裏にある「つくばい」（水の入れられた石の丸い入れ物）では白人の女の子が遊んでいてお父さんらしき人が写真を撮っていました。外国人とお寺…意外と絵になると思いました。石庭でも腰掛けて眺めたのですが、緑でおおわれた「つくばい」のある側の眺めでもちょっと座っていましたがこちらの風景のほうが「禅」という感じはしました。建物に向かう石段はけっこう急でしたが、思わず写真を撮りたくなる風景でした。また、当時は石庭よりも鏡容池の方が庭として有名だったようです。昔とは価値観が変化したのでしょうかと少し不思議に思いました。　

修学旅行で行った時にはあわただしく見て「きれいだな」と思っただけでしたが、大人になってから一人旅で行き、３時間くらいずっと座って石庭を見ました。

枯山水は人が作った美しさなのですが人工的には感じず、苔むした小さな岩や水の流れを表した玉砂利から「禅」を感じます。
一人で、時間を気にせず行ったのがよかったのでしょう。じっと見ているとだんだん心の中が静かになっていきました。
岩の形も大きさも様々。見方によって、親子のようにも男女のようにも、山のようにも建物のようにも見えます。本当に見る人の心次第。

１５個の石を一度に見ることはできない、どう見ても１４個までというのも色々な角度から試して見ました。不思議ですね。

土塀の高さは奥に行くほど低く作ってあり、より奥行きが感じられる作りになっているとか。奥が深いです。

石庭から出口に向かう左手につくばいがあります。
真ん中の水部分の四角を「口」の字とし、「吾唯知足（われ　ただ　たることをしる）」とあります。
これを見たとき、自分が恵まれていることを知らなければ不幸だし、どんなささいなことでも幸せに感じるというのは大事だなあと、しみじみ感じ心に響きました。

修学旅行で春に行けたので、いい感じに桜が咲いていました。枯山水の奥の壁の上に見える桜がとても綺麗で、こういう時期に来れたのは良かったと思います。
また、こんな桜が見れる時期に来れたらなぁっと思いつつ、なかなか行ける機会が無いんですよね。

夏休みの時期だったこともあって、人がたくさんいましたが、皆さんとても静かに座って庭を眺めていたので、ゆっくり楽しむことが出来ました。といっても、やはり風情をかんじるには、人が少ないほうがいいかなあ、と思うので、平日に行ってみたい場所です。ずいぶん長い時間眺めて、石の数を数えてみたりしたのですが、数があわず、私はやはり邪念が強いんだなあ、と思ったりしたのを覚えています。

金閣寺から近かったような気がします。
石の数や外壁の巧妙なテクニックは目をこらしてみても不思議で仕方ない、素晴らしいとしかいいようのない、京都の中で一番好きなお寺です。
写真は左側から庭を斜めに撮るのがオススメ。

月並みですが、ここの石庭のすばらしさには時間が過ぎるのを忘れてしまいます。
ここを訪れる前は、石だけで庭を表現できるわけがないと思っていましたが、実際に目の当たりにして、日本人の心の豊かさ、奥深さをちょっとだけ理解したように思います。
ここの石庭を訪れてからは、色々なちょっとした石庭でも楽しめるようになりました。

本当に小さなお寺で、閉館直前に飛び込んだので、すいていて枯山水のお庭の前にゆっくりと座って、本当に静かにお庭の景色を楽しむことが出来ました。
実際のお庭も思ったよりもそんなに広くはありませんが、静寂の中とてもすばらしい一時をすごしました。
こんどはもう少し時間を作ってお寺の中を拝観したいと思います。

庭が有名ですが私はその周りが好きです。靴を脱ぎ、庭を座りながら見るのは紅葉の時期は特に困難でした。一度座るとなかなかみなさん席を立たないので立ちながら見ました。建物の外にある池の周りはとても綺麗な紅葉で、池に紅葉が映る姿はもっと綺麗でした。