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融通念佛宗の総本山。
拝観は自由にできますし無料です。駐車場は二か所あって、これも無料です。
1127年に創建され、本堂以下30棟の規模だったそうですが、明治31年に焼失し、昭和13年に再建されて今に至るということです。
「幽霊のお片袖」という話が伝わっていて、その昔、一人の巡礼が箱根権現の参拝からの帰り道に女の幽霊に出会います。
その幽霊は「私は津の国、住吉神社の神職松大夫の妻ですが、今日命尽きて、この箱根の地獄に落ちて苦しんでおります。もし、あなたが津の国(大阪)へおいでの節は松大夫に会い、平野の道和上人に回向を賜るようにお願いします」と言って着物の片袖を渡したという話で、この片袖は今も大念仏寺に保存されている・・・らしい。
この物語は『東海道五十三次』の作者である十返舎一九が「大念仏寺異宝、連理隻袖(れんりのかたそで)」として書いたそうです。
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融通念仏とは何ぞや? 溶け合って和合すること。大念仏寺のガイドでは『砂とセメントと水は、それぞれその形も働きも異なりますが、この三者が溶け合って和合すると強固なコンクリートになるのも融通です。融通念仏は、念仏が相互に融通して大きな力となることをいいます。すなわち念仏を称えることによって、人と人、人と物、物と物とのすべての関係の上に融通和合の世界を自覚し、苦脳と迷いのこの世を喜びに満ち溢れ、悟りの智慧かがやく楽土(浄土)にすることをめざした教えです。』と書いてありました。
なかなか難しい・・・。
境内に入りますと読経の声が本堂から聞こえてきました。おりしも近所の杭全祭りが行われていてダンジリが曳かれて鐘や太鼓で賑やかなこと。
本堂前の境内には木製のテーブルと椅子が一緒になったキャンプ用のテーブルセットのような休憩所があって、このベンチが10個ほどあって、数人の方が休憩されておりました。
本堂の正面向かって左側には「マニ車」というものがありました。チベット仏教で使用されるものだそうで、中にロール状の経文が収められていて、回転させた数だけ経を唱えるのと同じ功徳があるそうです。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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