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盆梅展の帰り、もう少し足を伸ばして湖北の野鳥を見に行きました。琵琶湖のあちこちで冬鳥が北の国へ帰り始めている模様でしたが、前日に野鳥センターのサイトを覗いてみると、コハクチョウが残っている様子。しかも人気者のオオワシもまだ北へ帰っていない!とのことで、大急ぎで駆けつけました。
野鳥センターは現在リニューアル工事中で、館内でつながっている湿地センターのほうに望遠鏡一式を移して観察が行われていました。
センターの裏手1kmほどのところに、その名も『山本山』という小さな山があり、冬になると一羽のオオワシが北の国から渡ってくるようになって十数年。『山本山のおばあちゃん』と呼ばれて愛されています。その人気ぶりは、山を望む農道にずらりと並ぶ他府県ナンバーの車と、物々しく構えられた十数台もの望遠鏡に表れ…みんなおばあちゃんに釘付けです(b_d)
当のオオワシは居並ぶギャラリーには目もくれず、山の中腹の枝でくつろいでいました。翼を広げればその大きさから『畳が飛んでいるよう』と描写されるほどに壮観らしいのですが、めったに動かず、まる一日同じ枝に止まっているだけの日も珍しくありません。望遠カメラの視野に捉えるのはすごく簡単、ただし変化が少なく忍耐力が要る観察なのではと思いました(^-^)ご苦労さまです!
センターの専門員のお姉さんによると、このオオワシが3月になっても帰らないでいるのは例のないことだそうで…
数日後にセンターのサイトを見ると、『オオワシ北帰しました』の文字。私たちが姿を見た翌朝に北へ向けて旅立って行ったようです。
相当の高齢だそうですが、来年も元気に渡ってくれるよう願っています!
《アクセス》
北陸自動車道 木之本ICより 15分
《オープン》
9:00-16:30
年末年始、火曜休
《料金》
大人200円
隣の野鳥センターと共通で入場できます。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。