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3月初めに行った、今年の『京の冬の旅』キャンペーン。
妙心寺からは3つの塔頭が公開になっており、そのうち2つを観てきました。
《天球院》
廊下沿いに並ぶ幾つもの部屋は、三面ぐるっと十数枚の鮮やかな障壁画で飾られています。一部が高精度複製に置き換えられているものがあってちょっと興醒めでしたが、ちゃんと本物が残されている部分もあり、昔を偲ぶことができます。たとえ煤けて見にくくなっていても、絵師が実際に手掛けた絵はやはりインパクトが違うように思います(^_^)
案内の方に促されるままに天井を見上げると、なんと血天井Σ(゚д゚lll)
そんな怖いものを見る心の準備ができていなかったので、心臓バクバク…
伏見城の床板だったものをこの建物に移して張り替えたものだということでした。
《霊雲院》
こちらは、建物内はもちろん庭まで撮影不可。
大きな赤松、五葉松、カナメモチが枝を張る苔庭がありました。少し前に庭師さんが来てくれたとのことで、どの木も幹の目立つところに栄養剤のアンプルのようなものをプスっと挿してもらっていたのが面白い眺め(*´艸`*)
京の冬の旅では39 年ぶりの公開とのことでしたが、そんなことに左右されることなく淡々と日々の手入れがなされているんですね。観光客にやすやすと迎合しない京都の寺社の心意気、それもいいんじゃないかと思いました♪
こちらには天皇の書院があり、60年間も立ち入りが制限されていたそうです。小さな庭がありましたが、これが江戸時代の版画に載っており、当時と石の配置がほとんど変わらず保存されているのは珍しく、価値あるものだと力説されていました
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。