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GAYOSHIさんの源光庵に対する口コミ

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GAYOSHIさんのクチコミ
2022年12月12日に投稿されました。
源光庵は、京都市北区鷹峯にある曹洞宗の寺院。山号は鷹峰山。本尊は釈迦如来。正式には鷹峰山寶樹林源光庵といいます。また別称「復古禅林(ふっこぜんりん)」とも呼ばれているそうです。

本堂の天井板は伏見城から移築したもの。
慶長5年(1600年)の伏見城の戦いで徳川軍の鳥居元忠らが石田三成に破れ自刃した際の跡が残り、血天井となっています。
またその脇に丸窓と角窓がありそれぞれ悟りの窓、迷いの窓と呼ばれています。

迷いの窓 =迷いの窓の四角い形は、人間が誕生し、一生を終えるまで逃れることのできない過程、つまり「人間の生涯」を4つの角で象徴している。この「迷い」とは「釈迦の四苦」のことで、この窓が生老病死の四苦八苦を表しているといわれています。
悟りの窓 = 悟りの窓の丸い形は、「禅と円通」の心が表されている。ありのままの自然の姿、清らか、偏見のない姿、つまり悟りの境地を開くことができ、丸い形(円)は大宇宙を表現しています。

2019年6月より庫裡の改修工事のため拝観が休止されていましたが、2022年4月からついに拝観再開。この秋は数年ぶりに、紅葉を楽しむことができるということで、訪問することにしました。

源光庵があるのは鷹峯(たかがみね)と呼ばれるエリア。
古くは京都から丹波・若狭へと続く街道として栄え、江戸時代初期に本阿弥光悦が徳川家康より土地を拝領し「光悦芸術村」を開いたと伝わる地です。
京都市内でも北の方に位置し(大徳寺よりさらに北西)、標高は京都タワーのてっぺんと同じ位になるそうです。

そんな市内中心部の寺院とちょっと違った街並みにある源光庵の紅葉の素晴らしさを紹介します。

まずは「迷いの窓」・「悟りの窓」と向きあいます。
ほの暗い本堂のなか、鮮やかさが際立つ紅葉。ただ眺めるのではなく、こころ静かに自分自身と向きあってみたくなるような神妙な気持ちで眺めることが出来ます。

窓から紅葉を楽しんだら、本堂と書院の奥に広がる庭園に。
紅葉と緑の刈り込み、苔が美しいお庭は、書院の縁側に座り楽しむことができます。
本堂と書院を繋ぐ廊下の窓から眺めるのもおすすめで、こちらは「鶴亀の庭」と呼ばれています。

お庭から書院の室内に目を向けると、印象的な屋久杉屏風が! なんと約3,000年前の屋久杉から作られたという、貴重なものだそうです。
中央にはお香が焚かれ、お隣の部屋の襖絵は、江戸時代中期の絵師・山口雪溪による水墨画だそうです。

紅葉と同じく有名なのが、本堂の血天井。
事前に知識としてはあったのですが、紅葉の撮影に夢中で見るのを忘れてしまいました。

紅葉の名所としては有名な寺院ですが、市内中心部の名所と比べると、町の雰囲気も落ち着いた感じがあり、寺院としても京都にしてはこじんまりしています。
団体の観光客も頻繁に訪れて賑わいますが、京都の観光地にしては珍しく落ち着いた気分にさせてもらえる場所でした。


所在地  京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47
拝観期間 拝観時間:9:00~17:00
拝観料  大人:400円 ※11月は500円
交通アクセス  市バス「鷹峯源光庵前」下車 徒歩約1分
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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