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拝観料400円で拝殿の裏手にある邃渓園という庭園と彫刻ギャラリーが見学できる。
■概要
柴又帝釈天では60日に一度の「庚申まいり」が大人気。
その昔は徹夜で酒盛りして健康長寿を祝うというイベントだった。
体の中に三尸という虫がいて、庚申の日、人が眠ったすきに体の外に出て神様に日ごろの行いを報告して寿命を縮めるという。
徹夜して騒げば三尸は出てこない。
庚申の日は食べて飲んで夜更かしすると寿命が延びるのだ。
■感想
柴又帝釈天の観光は駅前から始まっている。
何しろ映画「男はつらいよ フーテンの寅」のロケ地であり町全体がテーマパークみたいなもんなのだ。
●駅前の寅さん、さくらちゃん像
駅前に飾られている名物の銅像は配置が絶妙だ。
寅さんとさくらちゃんの銅像は兄の出立を妹が見守っているシーンの再現だ。
「あばよ」
「お兄ちゃん」
声が聞こえてくるようだ。
昼間に見るとからっとした別れ。
夕方に見るとしんみりした別れ。
ロケーションって大事だと思わされる。
●商店街
門前参道の両側に商店街が展開している。
草だんご、うなぎ、川魚、わらび餅、…色々。
近い雰囲気は足立区の西新井大師の門前、千葉成田山の門前、参拝者に飲食や土産物を売る華やかな商店街。
帝釈天が庚申の日に縁日するので商店街もにぎわう。
2023年7月1日がその庚申の日だが雨ふり。
庚申の日は60日一回だ。
足元が悪いにも関わらず傘さしていく人たちがいる。
寅さんも首からお守りぶらさげているくらいだ。
信心深い人たちに帝釈天も商店街も支え手られているのだろう。
●柴又帝釈天
寅さんのおかげで日本全国区で超有名地。
拝殿の前に長い松の木があって参拝者の目を横切っている。
ときどき、寺社仏閣の前に横入乱入して生えてる木々がある。
松ではなく竹だったら拝殿は床から壊れていただろう。
生命力がある物の前には神様仏様といえど負ける。
生命力をマシマシにし、マッチョになれと松が言ってるような気になる。
この図々しい松の木のことは好き。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。