国内最多の観光写真コンテスト開催数!口コミをもとにしたランキングや情報など、日本の観光スポットに関する情報はたびかん!
ホーム » 下鴨神社の情報と口コミ » 下鴨神社の口コミ一覧 » GAYOSHIさんの口コミ

GAYOSHIさんの下鴨神社に対する口コミ

あなたはこのクチコミが参考になると思いますか?
はい!参考になりました!
49名が参考になると回答しています
GAYOSHIさんのクチコミ
2022年09月08日に投稿されました。
下鴨神社とは、正式名称を賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といい、鴨川の下流に祀られている神社。世界遺産「古都京都の文化財」の1つに登録されています。

本殿は東西の2つで、東殿は「玉依媛命(たまよりひめのみこと)」、西殿は「賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)」をご祭神としています。

私自身この下賀茂神社には、早春の梅、夏の御手洗祭りなど、季節ごとに何度が訪問しておりますが、今回は夏に訪れた下賀茂神社横に広がる「糺の森」について紹介いたします。

糺の森(ただすのもり、糺ノ森とも表記)は、京都市左京区の賀茂御祖神社(下鴨神社)の境内にある社叢林です。

賀茂川と高野川の合流地点に発達した原生林で、およそ12万4千平方メートル(東京ドームの約3倍)の面積が広がります。
森林の全域が1983年(昭和58年)に国の史跡として指定を受け、保存されており、また1994年には下鴨神社全域が世界遺産に登録されています。

森を流れる小川は4つあり、それぞれ御手洗川・泉川・奈良の小川・瀬見の小川と名付けられています。
御手洗川は湧水のある御手洗池を水源としています。
糺の森の東側を流れる泉川は高野川の支流です。
奈良の小川は御手洗川に泉川の流れの一部が合流したもので、賀茂川の支流である瀬見の小川に取り込まれて糺の森の中央を流れます。

「糺の森」の「ただす」が何に由来するのかという点については諸説あるそうで、「偽りを糺す」の意とするほか、賀茂川と高野川の合流点であることに起因して「只洲」とする説、清水の湧き出ることから「直澄」、多多須玉依姫の神名に由来するという説などの各説があります。
他に、木嶋坐天照御魂神社(蚕の社)にある「元糺の池」、およびその周辺の「元糺の森」から遷された名前であるという意見もあるそうです。

糺の森には何か所か出入り口がありますが、南側の出入口から下鴨神社に向かって歩くのがおすすめ。
森を歩くというと服装や装備が気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、参道は平坦で整備されていますので、観光をされる服装のままで大丈夫です。

下鴨神社の参道を包み込むように高い木々が生い茂る糺の森はまるで緑のトンネル。
なんと紀元前3世紀頃の原生林と同じ植生を今に伝えているそうです。
静寂と神聖な雰囲気に包まれ、神が宿るとも言われる糺の森は、京都随一の癒しスポットと言っても過言ではありません。

春は新緑、秋は紅葉、歩きながら四季折々の美しい自然が楽しめるのが魅力で、京都府民や観光客にも人気の散策スポットとなっています。

今回私は夏の早朝に散歩がてら訪問しましたが、森の中は日も当たらず、人影もまばらで、厳粛な気持ちにさせていただきました。

京都市内でありながら、このような史跡糺の森を保存管理するため、公益法人の認定を受け、「公益財団法人世界遺産賀茂御祖神社境内糺の森保存会(略称:糺の森財団)」として、京都を中心として、関西・関東・東海・中/四国・九州地区に本部を設置し、世界遺産「糺の森」の自然環境の保護と賀茂御祖神社の有する記念物及び建造物の保全の啓蒙活動を行っているそうです。


所在地  京都市左京区下鴨泉川町59
電車 京阪「出町柳」駅より徒歩約12分 地下鉄烏丸線「北大路」駅より徒歩約25分
バス 市バス4・205系統「下鴨神社前」バス停下車すぐ
参拝時間 6:30~17:00  参拝料  無料
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
下鴨神社のすべての口コミはこちら

下鴨神社の情報と口コミ
↑ Page Top