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やましたより123さんのクチコミ
2009年09月28日に投稿されました。
岡崎公園は市の文化ゾーン。
美術館、動物園、図書館など集まり運動場もある。
その辺りから修学旅行のメッカとなったのだろうか。
平安神宮はそのゾーンの代表選手の一人。
案外リーズナブルな結婚式場も備え、
観光地として一度訪問する価値はあると思う。
元々平安神宮は平安遷都1100年記念事業として
明治28年に復元された、平安当時の大内裏だ。
遷都を行った桓武天皇と最後の孝明天皇が祭神だ。
祭壇に並ぶ2人はどんな会話をするのだろうか。
当時の天皇に対する威光の強さがうかがえる。
また、神に対する日本人の本質が浮き彫りになる
とも思う。
日本の神道は、奈良時代頃から、
奈良の大仏等の仏教政策で大きく変化する。
ただ、釈迦が唯一ではなく、引き続き神は複数だった。
そのルーツ初代天皇は変わらない。
家康は自身を神とし東照宮に祀ったが、
朝廷から征夷大将軍指名の形は子孫へと続く。
※レッドクリフでも同じ状況なのが面白い
そして、
幕末の大政奉還。
主権が天皇に戻り王政が復古する。
神仏分離令が施行され、
結果として、多くの寺や仏像が取り壊されたらしい。
一方で、この時、民間人から初めて神が生まれる。
天皇=神への文化的貢献と忠誠心が高く評価された。
それは、柿本人麻呂と楠木正成だ。
日本人は、たいへん物事に柔軟である、
そして、少し軽薄短小なのかも知れない。
どちらが強いか少し迷うところである。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。