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初めて訪れたのは今から40年以上前。
今も昔も同じ姿で佇んでいる美術館。
当時茶臼山には木製手漕ぎボートがあって休日ともなるとデートのアベックが池に漕ぎ出していた。昭和の良き時代の思い出が蘇る。
大阪の南の玄関である天王寺駅前から歩く。交番の横から西方向へ進む。
右手はホテル街。お城の天守閣を乗せたようなホテルが目を引く。
左側は天王寺公園。
以前は浮浪者の野宿場みたいな場所だったが整備して入場料金を課したところ綺麗になった。
そんな真ん中の道を数分歩くと右手に美術館が現れる。この道をさらに進むと天王寺動物園があり、やがて通天閣がその姿を現す。
この通路も、その昔は「青空カラオケ店」が10軒以上並んでいた。テントを張って椅子を並べ、発電機を回してカラオケをさせていて、大きな歌声が街頭に響き渡り、中には踊ってる人もいて一種異様な雰囲気をかもしだしていた。
聞くところによると、大阪から東京へ進出する歌手が、ここで歌って度胸をつけて出発したという話しもある。
無許可道路使用という名目ですべて追い払われたのは何年前だったろうか。
いかにも大阪茶臼山といった風情が消えて寂しい気もする。
そんな数々の歴史の中で生き残っている建物。
有名な美需品だけでなく、昔は小学生の習字展などもしていた。
もし行かれるなら、美術館だけでなく、周辺の動物園、通天閣、公園、新世界などを含めて散策されるのが良いと思うが、暗くなってからはお勧めできない。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。