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奈良を歩けば、国宝かシカに当たる?

月に1回旅に出かけ、生き別れた母親を探す旅ももう4回目・・・。今回は母に巡り会えるか!涙なくしては読めない感動傑作!ハンカチ必須!おやつは300円まで!

全部ウソですし、おやつは300円とか訳分かりませんね。スミマセン。母は実家に居りましていつでも巡り会えます。いろいろと忙しく、月に1回もウソになってしまいました・・・ゴメンナサイ。

第4回目の今回は、なかなか旅に出られず、時間が無いので、またまた日帰りです。(ロンモチですね)

「今回はドコ行こうかなぁ・・・。時間無いしなぁ・・・。でも飛行機とか乗ってパーっと旅行っぽい事をしてみたいなぁ・・・。でも無理だろうなぁ・・・。」などと考えつつ、やっぱり近場で奈良となりました。というか、はじめからほとんど決まっていたんですけどね。だって奈良なら(ナラナラうるさい!)電車で行けるんですもの・・・。「阪神電車さん、近鉄電車さん、奈良三宮相互乗り入れありがとう!とっても助かりましたよ。でも人多いッスね。」

というわけで、今回は、「たびかんスタッフのきまぐれなたびかん」はじまって初の(っていうほどの大げさなものでもありませんが)一人電車の旅でございます・・・。

ある秋晴れの日、前日全く寝ていないスタッフが阪神三宮駅のホームにポツンと立ち、電光掲示板(行き先が出るやつ)をじ〜っと眺めておりました。その時の心の中は・・・

「あ〜、この[奈良行き]っていう字を写真に撮りたいなぁ・・・。でも、掲示板と自分との間にオバサマがいらっしゃるから、写真なんか撮ったら怪しまれるかなぁ・・・。しかも今、バリバリの通勤時間で、人がウルトラ多いし・・・。写真なんか撮る勇気が無いなぁ・・・。でも、撮ったらサイトに載せられるんだよなぁ・・・。撮りたい、撮れない、撮りたい、眠たい・・・。」

小心者ですね。写真なんてパシャっと撮って、「何?」っていう顔で見られたら、「ごめん遊ばせ、オホホ」って言っておけばいいのに。お前は言えるのかって?そりゃ言えませんとも。

さっきも書きましたが、前日全く寝ておりませんでしたので、今日は電車の中で可能な限り寝ているつもりでした。でなきゃ旅が楽しめませんわよオホホ。

しかし、ここは通勤電車の中、しかも神戸から大阪経由の奈良行きなので、尋常じゃない混みよう(例えると蜂の巣のよう・・・な?)・・・。横に座られたサラリーマン風のオジサマの会話が、嫌でも耳に入ってきます・・・。

「雨の日に、原付をどう乗ろうが知ったこっちゃないんだぁぁぁぁぁぁ!!!」

で、結局、オジサマのありがたい会話のおかげで寝られず・・・。ぼけ〜っとした頭で最初の目的駅「大和西大寺」で電車を降り、奈良の地に立ったのでございます。

大和西大寺で降りたという事は?知っている方はもうお分かりだと思いますが、そう!第1目的地は、「平城京跡」でございます。たびかんをどうぞ。

☆平城京跡☆
大和西大寺から歩いて10分弱といったところでしょうか。ほぼ直線なので迷う事はありませんが、平城京跡に入ってからがとてつもなくしんどいです。駅周辺のレンタサイクルをお勧めします。私が行った時には、平城宮跡資料館がお休みでしたので、見られませんでした。遺構展示館まで歩いたのですが、とっても長い!途中にあるものと言えば、建築中の大極殿と復原の朱雀門がとぉ〜くに見えるだけで、他はほとんど原っぱです。
遺構展示館には、ボランティアのスタッフの方がいらっしゃいまして、あちらからお声をかけて頂けましたので、お言葉に甘えていろいろとご説明を賜りました。とっても参考になりましたので、皆様も是非。でも1時間くらいかかりましたので、時間が無い方は遠慮した方が良いかもしれません。
あまり暑くない日に、散歩だと思っていろいろと巡るには良い場所だと思います。
逆に、暑い日に行くと、ちょっとした地獄かもしれません・・・。
散歩している方、ランニングをしている方が多かったです。

(スタッフのたびかんは各観光スポットにも投稿しています。)


今回の旅はここから始まります。ご存知神戸の中心地、三宮です。

では、行ってきま〜す。「眠いから電車で寝よっと・・・」

一切寝られずに着きました、「大和西大寺」。いかにも奈良らしいお名前。

お!せんとくん。「オッス、頑張ってるね。頭から枝出てるよ、枝、」

おお〜、奈良みたい。(奈良ですから)

おお〜、奈良みたい。(だから、奈良ですから)

とか言っている間にもう着きました。楽勝だね、アハハのハ(今からが辛いのに)

「資料館こっち→、ね。オッケー!ルルル〜♪」

着きました!今回の最初の目的スポットです。「さぁ入るぞ〜、ラリ〜♪」

「ラリラ・・・ん?何か垂れ幕のような張り紙が・・・ま、まさか・・・。」

ガーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

「姉さん、事件です。休館中です。」(←あのドラマの「一平」風に)

「1発目からこれか・・・」途方に暮れて原っぱを眺める・・・。「何もねぇ」

しょうがないので、歩きます。「この道はいずこへ続く道???」

「あぁ、もう疲れて、見えるはずの無いものが見える・・・。」(普通に見えます)

「おっ!何も無いところに、なんか見えてきた!ワーイ」

整備工事たって・・・

これだけしか、見当たらない。

いくら歩いても遠い。

あ、朱雀門と正対しているんだ。な〜る・・・

でも、それ以外はひたすら原っぱ。昔の姿が思い浮かばない・・・。

大きいなぁ。キングコングとどっちが大きいかな?

やっと正面に来た。「ゼエゼエ」綺麗な青空。

たいごくで〜ん

りっぱな建物です。すごいお金かかっているらしいです。(後述のガイドさん情報)

「お、なんか見えてきたぞ!遺跡か?・・・マヤ遺跡か?」←なんでやねん

「なんじゃこれ?ロゼッタストーンか?」(全然違う!)

内裏(だいり)まで来ました。資料館から約50キロ歩きました。嘘です。

天皇が使う水を汲む井戸です。

それがこれ。ホンモノは、埋まっています。

その向こう側が

天皇がお暮しになられていた場所。「内裏」「おだいりさ〜まとおひなさま〜」の内裏

昔はこんなんだったんだすね。すごいだす。

ハリボテでいいから、全部復原してくれないかなぁ・・・。お金は金持ちが出すの。

あ、遺構展示館あったよ〜。めっちゃ歩いたから死にそう・・・。

内部をどうぞ!まずはこれ、大極殿の模型です。さっき見ましたね。

資料がないので、現存するいろいろな建物を参考に造ったそうな。

これが内裏。天皇がお暮しになられていた場所。迎賓館にもなった。

さすが、りっぱでございます。「はは〜。」

これ、さっきの井戸の中身(本物)です。ウルトラ貴重なものです。

中はこんな。本当はガラスで囲って欲しいとガイドさんが言っておられました。

これも本物の柱、の地中に入っていた部分です。穴に木を通して横も固定します。

本物の発掘跡。

柱がいっぱい、これな〜ん(の跡)だ?

正解は、こういう倉庫の柱でした。「正解者に拍手!」

なるへそ。

また別の井戸です。(ほんものです)

井戸なのに隙間が空いていますが、これでいいんだそうです。何故でしょう?

またまた、別の井戸。(ロンモチモノホンです。シースーマイウーです。)←?

1300年前の字です。「おお〜、こういうの感動するんだぁ!」

この頃からレンガのようなものを使っていたんですって。

雨水を流す排水溝。これがあるからかなり重要な建物だったと推測されるそうです。

段々になっていますが、どうしてでしょうか?正解は現地で!

今回ご案内して頂いたガイドさん。すぐ次の観光客のもとへ。

宮内省です。

中はこう。

日本の歴史は古いなぁとしみじみ思います。

同じく宮内省の門です。

これは前方後円墳なのですが、平城京造営の際に削られたそうです。なので円噴に。

「あ、若草山が見える・・・。鹿も見える。」←サンコンさんでも無理やわ。

そうそう、さっきのコレですが。

コレね。ロゼッタね。

実は〜・・・大極殿跡でした〜!!!

大極殿はさっき建設中だったじゃないかと言うアナタ。

こちらは第二次大極殿なのです。

なんだそれって?「つまりあっち行ってこっち帰って来た時に場所移動したの」

詳しくはお調べ頂くか、お越しになってガイドさんに聞いて下さい。

昔の天皇もこの景色を見たのかなぁ・・・とか想う・・・のが好き・・・な私。

建物があったら景色もまた全然違うだろうなぁ…。

これじゃあ全然想像つかないもん。

ひたすら、原っぱだし。

この木と、

この木には、どんな意味があるのでしょう。右近左近?

柱の礎石あと。

さて、ではあそこでお昼でも食べようかなぁ。

でもすごい遠い。暑いのに・・・。「私、飛びたい、飛んで行きたい。」

ここのスガキヤでラーメン(大盛)を頂きました。

お昼を食べた場所は、知る人ぞ知る「ならファミリー」でして、ここでお買い物をすると、奈良県民(ファミリー)になれるとかなれないとか・・・の場所で、たびかんのスポットにも載っている場所なのですが、いかんせん、スガキヤのラーメン(大盛)しか食べていないものですから、奈良県民にはなれず、たびかんも書けません。「だって、急いでたんだもん・・・。」

次なる目的地は、郡山城。どこに旅をするにも、絶対にお城は加えておこうという密かな決まり事を作っているのでございます。

さて、またまた、近鉄「大和西大寺」駅から郡山駅へ向かいます。「たぶんこれでいいのだろう」と、適当に乗った電車が合っているのかどうかが、だんだん不安になってきて、オロオロしていたのですが、ちゃんと着いて良かったです。でも、駅からちょっとだけ迷い、お城の中でも結構大変だったのですが、まずは、たびかんをどうぞ。

☆大和郡山城跡☆
近鉄郡山駅の横にあるのですが、城内に学校があるので、すぐには入れません。しばらく歩きました。門の跡を見つけて入って行ったのですが、最初、天守台がどこにあるのかがわからなくて、お堀の周りをぐるっと一周してしまいました。天守台は神社の裏にあるのですね。天守台の近くに「逆さ地蔵」があるのは知っていたのですが、先に天守台に上がってしまったせいで、他のグループに先を越されてしまい、そのグループの人がいっぱいで逆さ地蔵は見られず。
あまり良い思い出が残りませんでした。


着きました。郡山駅。平城京のおかげで結構足が辛いです。

少し歩いて、ココが見つかりました。「こっから入んねんな〜」

城内の地図、これをしっかりと見ていれば・・・(後でしんどい思いをせずに…)

おお、そうなんですね。

城内に学校が・・。

フムフムなるへそ。

ん?神社?他に入り口は無いみたいやけど・・・。

あれ?天守台はここじゃないのかな???

(引き返してみた)あれれ?こっちかな?

あ、なんか(知らんけど)こっちっぽい。

おお、小さいけど立派な・・・。

ん?ここを歩くの?

この奥から天守台に入れるのかな?

テケテケ歩きます。テケテケテケテケテケテケケケケケケケケェ

これはどういう???

あ、庭園がありますね。

お!なんか古い建物が。期待持てます。

これは櫓ですかね。

追手門かぁ。なんだよ〜こっちから入るんじゃん!あはは〜♪

でも、行き止まり?へっ?

この建物も貴重なのでしょうね。早く天守台が見たいなぁ・・・。

残る道はこれだけだけど・・・。こっちが天守台?

また、こんな道かよ・・・。

ワタクシ、そろそろ違う事に気づいております。

だって、どう考えてもお堀の向こうに天守台が・・・。

門の跡ちいさっ!

はっは〜ん、さては・・・

やっぱりお堀の周りを廻っていただけでした。(泣)

意味無く歩いていたおかげで、団体様と一緒になって・・・

再び、神社がある場所へ。「しんどい・・・。」

なんと、神社の横に奥へ行く道が・・・「ドラ●エか!」

門跡です。「もうそれどころじゃなくしんどいの・・・。」

「これこれ!これを見に来たんだぁ〜!うぉ〜!団体さんより先に見るぞぉ〜!」

天守台ど〜ん!「急げ〜」

「さっきの団体様が神社にお参りしている間に!はぁはぁ」

「逆さ地蔵を見るのだぁ〜!はぁはぁ」

「着いた〜!逆さ地蔵はあの裏か?」

あ、景色が。「そうそう、さっきあそこ歩いてたんだよね〜。」

「そうそう、あそこも歩いて・・・って、地蔵はどこじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

下だったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!チャラリ〜・・・

(すぐ降りました)あぁ、あそこに割って入る勇気は無い・・・。

「絶対無理やん!」見たかったのに〜。

これ、案内板の下に貼ってあった写真です。わかります?お地蔵様。

もっと分かりやすく書いて下さい(泣)(←最初の地図をちゃんと見ないのが悪い)

と、まぁ、ある意味散々だった、郡山城跡を後にし、次は法隆寺へ向かいます。

法隆寺へ向かうのですが、先ほど降りた近鉄郡山からは一旦奈良へ戻って乗り変えないといけないので、JRの郡山まで歩く事にしました。「だって、すぐ着くと思ったんだもん。」

先に結果を言うと、もう二度と歩きたくないくらい疲れました。チョベリバです。(ふ、古)

私は、ちゃんと地図を見ないで記憶だけでどこかに行くクセがあるのですが、今回もそのワナにまんまとはまってしまい(←自分が悪いだけ)通常の倍近く歩いていたのです。

艱難辛苦の果てになんとかJR郡山駅に到着、ゾンビのような身体で電車に乗り込みました。

で、法隆寺まではスグなので、疲れた身体を休める間もなく、JR法隆寺駅に到着。「すぐに着くなんて、ありがたくて涙が出ます。」JR法隆寺には案内所があり、そこに「徒歩15分・バス7分」と書いてありました。迷うことなく徒歩を選んだ私。疲れているのに徒歩って、訳分かりません。アホです。「だって、普通15分くらい歩くでしょ?」

またまた、結果から申し上げますと、死にました。二度と歩きたくありません。泣きたくなりました。泣けばよかった。泣いてお酒を飲んで、飲んで、飲まれて、飲めば良かった・・・。でも、まぁ、法隆寺の参道に着いたら少しは気分も晴れて、ワクワクしてきましたけどね。では、法隆寺のたびかんでございます。

☆法隆寺☆
JR法隆寺からはバスが出ていますので、健脚でない限り、バスをお勧めします。それか、レンタサイクルですね。私が行った時は、やはり修学旅行かわかりませんが、中学生高校生が多く、ゆっくりとは見られませんでした。
まず、中門の金剛力士像ですが、東大寺の南大門のそれよりは一回り小さいのですが、素晴らしいものだと思います。言葉では言い表せませんが、迫力がありますし、古の美を感じます。1000円を払って中に入りますと、国宝や重要文化財だらけで感覚がマヒしていきます。
五重塔は塑像群が拝めるのですが、どれも神聖な気持ちになります。何故か吹き抜ける風がすごく冷たく感じたのが印象的でした。
金堂は、あの教科書で習う釈迦三尊像を拝む事が出来ます。他にも国宝・重要文化財がたくさん。ただ、ひとつ残念だったのは、作務衣を着た係りの方(おじさん)が、金堂の中でケータイメールをしていた?ことでしょうか。悪びれる様子もなく・・・堂々と・・・。外国人観光客には見せたくない光景でした。
次に大講堂、大宝蔵院、夢殿などを見て回りますが、貴重なものばかりなのと、学生が騒ぎながらどんどん通り過ぎていくので、いろんな意味でマヒしています。
いつか、時間をかけてゆっくりと静かに見てみたいと思います。


大和郡山と言えば?そう、金魚すくいですね。「え?知らん?」

わぁ〜!ここ、「大阪ほんわかテレビ」で見たことある〜!たぶん・・・。

やっと着いたJR郡山駅。ホントしんどかった・・・。

もう足は動きません。手で歩いています。嘘です。ホントだったら怖いです。

すぐに着いた、法隆寺駅。「思ったより、人が少ない?」

綺麗な駅舎です。

駅前もあまり人が居ない。もっと観光客でガヤガヤしていると思っていました。

案内してくれます。「お、こっちですね。」

さっすが!親切に教えて頂けます。「ありがとう!」

またまた艱難辛苦の果てに、参道に着きました。「バス多っ!」

お、「名物柿の葉寿し」つい先日、奈良の名物だと知りました。

せんとくん、ここでも頑張っていますね。「枝生えてるよ!頭!」

コレ見て法隆寺内でどうなるかを正確に予想しました。100%的中しました。

立派な門ですね〜。威厳が漂っています。

「え!?馬降りなきゃいけないの???えぇ〜」(←乗ってたんかい!)

フムフムなるへそ。

「ん?写真撮影禁止?」ガーン・・・。

中撮っちゃいけないの???

最後のあがき。金剛力士像が見える・・・。

と、中が撮影禁止とあったので、素直に従って撮影は控えていたのですが、他の人たちはバンバン写真撮っていました・・・。あれはいいのでしょうか・・・。撮ってもいいなら、禁止って書かないでよ!と心の中で思いました。

さて、次はいよいよメインの東大寺へ行く予定なのですが、私の身体は富士山を登りきったあの時のように疲れ果てておりました。(←登った事無いけど)

「よし、普段はあまり乗らないけど、今回はバスで駅まで帰ろう」とバス停へ。バス停でいろいろと見ていると、東大寺大仏殿まで行くバスがあるではありませんか!「ん?バスターミナルから出発?こりゃあいい!」と江戸っ子みたいな口調で喜んでおりました。

とにかく、そのバスに乗る為に最後の力を振り絞ってバスターミナルまで歩きます。心の中はこんな感じです。

「バスに乗ったら、早く着いても25分はかかるだろう。25分も寝られたらずいぶんと体力が回復して、残りの予定の行程を廻れるかもしれない。また電車に乗って行っても、駅から東大寺まで結構歩くからしんどいし、こりゃあええもん見つけましたわ!
ヤッターヤッター、ゼブラーマ〜ン!」(←この間0.01秒)

そして、10分後・・・

そこには、JR法隆寺駅目指してゾンビのように歩くスタッフが・・・。目には、もはや生気が無く、膝は上がっていない。場所が東尋坊か万座毛であれば確実に保護されているであろう状態でございます。

何故あるいているのかって?バスはどうしたんだって?本人に聞いてみましょう。

「だって、バスターミナルに着いたら、1時間に1本のバスが出たばっかりだったんだもん!わ〜ん(号泣)」

1時間待つくらいならゾンビになった方がマシのスタッフでありました。(やっぱりバカですが、根性あります。感心します。)

なんとか生きて・・・生きながらえて、最後は這いつくばりながらJR法隆寺駅にたどり着き(オーバーな表現がございました事をお詫び致します)、電車に乗ったらば、JR奈良駅まで爆睡したスタッフ。よく考えればこの睡眠が、30時間ぶりの睡眠だったのですね。ああ哀れな私。

JR奈良に着き、まずは興福寺を目指して歩きます。途中、集団でお経を上げておられる横を通り少しオドオドキョロキョロしつつ、興福寺へ到着。では、全然参考にならないヘロヘロなたびかんをどうぞ。

☆興福寺☆
ここに来ると、外国人観光客の割合が非常に高くなりますね。半分は外国人です。思ったほど、シカは居ませんでした。ほとんど居なかったんじゃないかなぁ。
国宝の3重の塔、5重の塔、南円堂などのすばらしさは言うまでもありませんので、他の事を書きますと、現在復元工事が進められていました。中金堂を復元するそうです。
もっと、詳しく見れば数時間はかかるものと思いますが、時間が無かったので、あまり見ておりません。あまり参考にならず、申し訳ありません・・・。


斑鳩町のマンホール。美しいですね。すんばらすぃ。

「帰ってきたぞ〜」はぁはぁ・・・

最初に待っていたバスよりも早かった。「ざまぁ見ろ!」(←スイマセンスイマセン)

奈良に向かいますが、2時間くらい乗っていたい気分です。

今回廻りたかった残りの場所・・・

こうなりました・・・。(ずいぶん荒れてます。見苦しくてすみません。)

30時間ぶりの睡眠(5分)ののち、到着。でもここからまた歩きます。「しんど〜」

ココ通って行けば・・・池があるはず・・・、

その池には、カメがいるはず・・・、ぜぇぜぇ・・・

あった!池。ぜぇぜぇ。

「いるかなぁ〜カメっこ」

いた!「カメっこ〜、お〜い!」

実は下の木に見えるのも、カメ、なんです!嘘、なんです!(嘘ばっかりですね。)

これは、有名な・・・建物?(←知らん)

階段を上って・・・

いきなり、国宝どぉ〜ん!

どど〜ん!

角度変えて、ば〜ん!

南円堂で〜ん。

こっちからピカ〜!

興福寺らしい景色で〜ん!

五重塔かっこよくぼ〜ん!

ちょっとブレた〜・・・

歴史を感じます。ど〜ん!

正面からずど〜ん!

こうなってくると結構適当にば〜ん!

何をどう撮りたいのか、ば〜ん!

はっきり言って、もう極限まで疲れています。今すぐ帰りたいです。ここで寝て良いなら寝たいです。「でも、でも、でも、奈良に来たからには大仏さん見なきゃ!」という、気持ちだけで身体が動いております。ヘロヘロですけどね。

興福寺から、本当は中に入って見るはずだった「奈良国立博物館」を横目に、ひたすら東大寺を目指します。途中、今日初めてのシカを発見し、写真をパシャパシャ撮りながら歩きました。東大寺の参道に渡る横断歩道の先にはやっぱり名物の人力車マンが。一人だから声かけられる事は無いんだろうなぁ・・・と思っていたら、声かけられました。ヘロヘロだったせいか、無意識に乗ろうとしてしまいましたよ・・・(んなわけない)。乗りませんでしたが。

私は、東大寺は南大門がいいと思うんですよね〜。家の門の左右にあんな人が居たら、絶対悪い人入ってきませんよね・・・。いいなぁ、東大寺。住みたい。(←壊れてきました) たびかんをどうぞ。

☆東大寺☆
JR奈良駅から歩いて行ったのですが、結構遠かったと思います。
参道の端には、やっぱり人力車のお兄さんがたくさん居て、声をかけてきます。
参道には、お土産屋さんやシカセンベエ屋さんがたくさんあり、その周りに鹿が陣取っています。何か買っているとそれだけで鹿が寄ってきます。正直うっとうしいです。が、それが楽しいと言えば楽しいかも。
南大門はそんなに綺麗な建物ではなく、かなり年季が入った建物という感じです。しかし、左右の仁王像は、とても大きく、ものすごく迫力があり、しばらくじ〜っと眺めてしまうくらいです。大仏さまはこの人たちに守られているんだなぁと、ちょっと感動しました。南大門を抜けてしばらく歩き、大仏殿へ入ります。
入り口の前に線香が立っているのですが、ちょっと煙たいです。
大仏様を初めて見る方は、その大きさに感動するでしょうね。大仏様をバックに写真を撮っている方がたくさんいます。左回りに中を廻るのですが、周りにもいろいろな像が立っており、それもまた迫力があるものばかりです。天井まで続く急な階段があるのですが、(もちろん登れませんが)あれはどこへ行く階段なのだろうと、いつも思います。
有名な柱の穴くぐりは小学生で埋め尽くされていました。大人がくぐるのは恥ずかしいと思いますが、人があまり居ない時ならやってみたいかもしれません。
芝生がとても綺麗でした。


第1鹿さん発見!

シカの糞がいっぱいです。

なに〜!!!「ええ、決して近づきませんとも!」

中に入る筈だったのですが、またの機会にします・・・。もったいない。

おっと〜、これはヤバイシチュエーションですね。

ほら、もうロックオン完了です。「で〜でん、で〜でん、でんでんでんでん」

最後まで写真撮れなかったので、絵で我慢してください。

正倉院展見たいなぁ・・・。

アゴ掻いているシカの後ろ見て下さい。

ほらっ!まるで長年連れ添った夫婦のようです・・・。何とも言えない雰囲気。

人力車の方です。

賑わっていますね。

「お!南大門だぁ!ワ〜イ」

大本山です。

鹿せんべい屋さんを警護するSPの鹿。「異常無しであります!」

右の小鹿ラブリ〜

この子!超カワです。

鹿による、カツアゲの現場です。「センベー持ってんだろ?オイ」

これが南大門ですね。南大門といえば・・・?

「んを〜!!!!!!!!!!!!!!」

でかぁ!

顔が写って無い!!!!迫力あります。

でも、カメラを向けると、控え目に「バイバイ」をして頂けました。

顔は怖いですが、気さくなお方です。「いってきま〜す」

見えてきました大仏殿。手前の門が小さく見える。

門です。ど〜ん。

こっちの方から入ります。

はい、ここです。「ヘロヘロの大人一名ください・・・」

朝はや〜

大仏殿キター!!

大仏殿デカー!!

このアングル撮りたいなぁ・・・

このアングルキター!!

デカー!!(さっきからこればっかりですいません)

これ、国宝です。盗まれた事もあるんですよね???よね???ね?

この破風具合がタマランデス。二条城のあれに似てるなぁ。

デカー!! 「もうわかったって!」

ちょっと振り返りますと、こんな感じ。

はい、大仏様です。「こんにちは〜御無沙汰してます〜」

「クレと言われても何も差し上げられるものがなく・・・」←?

中指がちょっと前に出ているのは、「拒絶しているのではないですよ」という意味。

こちらも見ごたえ十分であります。

「実は真ん中で切れています」とかいうマジックショーではありません。

無事ご出産されました。おめでとう。

お別れに一枚。「いや、ですから、手を出されても差し上げられるものが・・・」

自分の身体の悪いところを触ると御利益が・・・。でも高くて届かないの。

いつまでも人が絶えません。

芝生がキレイ!

ホントキレイ!

ところで、右端の棒の先端・・・

こんなんなのです。鼻から血が噴き出しているのではありません。(逆の写真ですが)

この中に「でけー!」って言っている子が絶対いるはず!

名残惜しくも大仏殿を後にします。いつか住みたい。←絶対無理

「二月堂・・・行きたかった・・・でもしんどいから無理」お水取りの場所ですね。

「さ、帰りましょ。フ〜・・・終わったぜ。」

どんなに忙しくても挨拶して下さるなんて・・・。「バイバイ!(涙)」

本気で怖がる小学生。「可哀そうに・・・」

お、せんとくん、親善大使やね。

夜中にトイレのドア開けてコレ出てきたら漏らします。ジョ〜

「疲れて、あと485メートルくらいしか歩けへんのに・・・。」

ところでこれ、すごい曲がり方の木ですね。座れそう。

やっと着いたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

「せんとくん、とにかく頑張ってね。」頭に付いているのは角でした(←みんな知ってます)

いかがでしたでしょうか、今回の「奈良ヘロヘロの旅」。いかにヘロヘロだったか、という事が皆様に伝われば本望でございます。(←他に伝える事はないのか?)

とにかくもう、最初の平城京跡からヘロヘロで、いや、前日寝てないから前日からもうヘロヘロだったのかもしれません。いやぁ、奈良は広いです。見るものいっぱいです。本当なら3泊くらいして、ゆっくり見たかったなぁ・・・(泣)。

皆様も奈良にお越しの際は、まず前日にゆっくりと寝て、旅程も余裕を持って計画をされると良いと思います。一日であちらもこちらも・・・と欲張ると、私みたいにヘロヘロになり、翌日から仕事する気力が無くなってしまいますので、ご注意ください。

例えば、興福寺から、東大寺、奈良公園に正倉院(外から見るだけですが)に寄って、春日大社に行こうとすると、それだけで、相当歩く事になります。マルコの母親も見つかるかも知れません。

最後に、くれぐれも睡眠不足で奈良には行かれませんように。

今回の1枚。


鹿も信号点滅したら走ります。(ホントです。でもたまたまかも・・・。)
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