- 10点
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- ちちじま
父島
小笠原諸島の島のひとつ。周囲の兄島、弟島などの島とともに父島列島を形成している。
世界自然遺産に登録された自然溢れる島。島全体が小笠原国立公園に指定されている。
画像提供:あるぱ7216様
【その他キーワード】ダイビング ホエールウォッチング 鯨 フェリー
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東京竹芝桟橋から約1,000?。
週1〜2便出港するフェリー「おがさわら丸」で24時間で到着する父島は、船でしか行く事が出来ない亜熱帯の島です。
小笠原国立公園および世界自然遺産に登録されている父島は、「オガサワラ〇〇〇」と言う名前を冠した、固有動物や固有植物の宝庫で、各所に美しいビーチや、太平洋戦争時の砲台や基地の遺構、クジラやイルカなどのウオッチングなど、陸と海を合わせて堪能できる、自然散策をするにはオススメの美しい島です。
父島内は起伏があるので、レンタカーやレンタバイクでの移動が望ましいですが、その中で一番のお勧めビーチと言われているのが「小港海岸」で、三方を崖に囲まれた先に、いかにも“南の島の海”のような白砂のビーチがあります。
しかし、父島の中心から離れているので、少々行きにくいですが、逆に観光客も少なく、白砂の上で波の音を聴いているだけで心地よくマッタリと楽しめました。
そんな美しい海を眺めていると、我慢できなくなり海にドボン!!!
透明な海水に白砂が光り輝き、魚も寄って来るし、そんなビーチを貸し切り状態で楽しめたので、最高の感動の海水浴が出来ました。
境浦海岸も白砂が広がる美しいビーチですが、ここは太平洋戦争中、「濱江丸(ひんこうまる)」と言う魚雷攻撃を受けた船が、今でも座礁したまま放置されています。
カヤックで接近すると、赤さびが目立ち、幽霊船のようなボロボロで不気味さが際立ちます。
濱江丸のすぐ側の海底を見ると、濱江丸のものと思われる「イカリ」や「アンカー」が沈んでおり、それにサンゴが群生してました。
この場所は濱江丸を住み家にしている魚がいるので、シュノーケルポイントになってますが、なんだか幽霊でも出てきそうでちょっと不気味。しかし戦跡ファンにはタマラナイ場所かもしれません。
父島や母島内には、アチコチで太平洋戦争時の戦跡遺構が今も残っており、特に夜明山は小笠原で一番規模が大きく、壕や発電所跡、トーチカや高角砲が今でも残っています。
特に度肝を抜かれたのが高角砲ですが、今でも砲弾が出てきそうで不気味です。
墜落した米軍の「B-29」と思われる戦闘機の残骸もありましたが、そう言った戦跡ツアーも興味深いです。
父島で一番標高が高い「中央山」には展望台があり、父島の大海原を遠望できます。
兄島を望む展望台も、海峡を挟み亜熱帯の森等を望めますがと、その奥に広がる真っ青な太平洋の景色は、南から吹く風も相まって、本当に心が透くような大絶景が望めますのでオススメです。
周りは父島の亜熱帯の森と、その向こうに見渡す限りの太平洋の大海原。
「絶海の孤島にいるんだ・・・。」
と言う事を改めて感じる事が出来ます。
人工物なんて何もない大自然を堪能できるのが、まさに小笠原父島ならでは、だと思います。
海のツアーもオススメで、ダイビングやシュノーケル、クジラやイルカウオッチングツアーなどがあります。
ほぼ通年イルカやクジラは見る事が出来るそうなので、海のツアーは外せませんし、ウオッチングツアー中でも、サンゴが美しい兄島瀬戸など、船長オススメの場所で、シュノーケルが出来る時間もあったりと、色々と楽しめます。
色とりどりのサンゴやお魚畑など、まるで竜宮城に来たかのような(竜宮城は行ったことないですが・笑)その美しい海は、まさに感動の世界で、余りにもの美しさに、人生観が変わるかもしれません(笑)
父島の食堂に入ると、ウミガメ(アオウミガメ)の料理がメニューにありますが、日本でもココだけでしか食べれない、ウミガメの刺身やウミガメ雑炊などがメニューにあります。
通常ウミガメ漁は禁止ですが、実は小笠原では、古くからウミガメが食用にされてきた文化を、無くさない意味と、島民のタンパク源摂取の意味合いもあり、頭数を制限して漁が認められ、提供されています。
刺身は一切れ250円もする高価なものでしたが、食べるとどこか猪肉???(獣肉)のような味わいがしました。
是非ここでしか賞味できない味を、堪能して頂ければと思います。
小笠原ではフラダンスが盛んで、小笠原の女性のほとんどはフラダンスを習い、東京都無形民族文化財である「日本式??フラダンス」は、島の祭りや「おがさわら丸」が入出港する日は、港などで踊られます。
また小笠原は高校が無いので、中学校を卒業すると、ほとんどが東京への進学や就職で島を離れますが、その時歌われる唄が「大切なもの」と言う唄で、「また父島に戻ってきた時は、フラを踊りましょう」と言う意味合いの歌詞が含まれています。
きっと3月の「おがさわら丸」出港時は、涙にくれる船出になるのかもしれません。
そんな週1〜2便しかない「おがさわら丸」の出港時の、盛大な見送り風景は感動的です。
岸壁には民宿やペンションのおじさんおばさん、子供たち、ツアーのガイドさん、お巡りさん、観光客、みんなが見送りにきます。
「おがさわら丸」が岸壁を離れると、大小数十隻のクルーザーやボートが一斉に船の周りを並走します。
そして一隻ずつクルーザーやボートから海へダイブし、手を振って「おがさわら丸」を見送ってくれます。
最後の一隻がダイブし、手を振って見送ってくれるまで、デッキに集まった乗船客は歓声を上げて見つめていますが、父島ならではの見送りは感動的で、是非デッキでその光景を眺めて頂きたいと思います。
父島が離れて行くほどに、少々寂しくなりますが、山にビーチに戦跡に大自然などを堪能できる父島は、日本国内でありながら非常に行きにくい島ですが、美しい大自然に会いに、また行きたくなる素晴らしい島でした。
アクセス〜
・東京竹芝桟橋より週1〜2便出航の「おがさわら丸」で所要24時間。
※往復2船舶と父島3停泊後竹芝桟橋へ。
※通常の一航海で最低計5泊6日間要します。
※この観光スポットの感想口コミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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「父島からの距離」は、緯度経度のデータから計算したおよその直線距離です。実際の距離とは異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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